いろんな像(其の壱)

 

日本の各地にはいろんな像があります。

ツーリング中に見つけたいろんな像を集めてみました。

(発見・訪問順に載せてます。)

☆★☆ 掲載リスト ☆★☆

巨大オロロン鳥の像

日本最北端の銅像

ニポポ電話ボックス

坂本龍馬像

中岡慎太郎像

鬼が出た!

ドラゴンだぁ!?

細川た○しの歌う銅像

狛犬ならぬ狛狸?

ジュラ○ックパーク

等身大の鮪

河童が出た!

巨大オロロン鳥の像 (北海道苫前郡羽幌町)

 オロロン鳥とは、羽幌町の沖合にある天売島に生息する絶滅寸前の海鳥。年に数羽しか存在を確認出来ないらしい海鳥なのです。

 その巨大な像がオロロンライン(R232)沿いの、苫前町と羽幌町、羽幌町と初山別村の境付近に計2カ所に建っていたように記憶してます。写真の像は羽幌町と初山別村の境にあった北側の像だったように思います。

 この写真を撮った日は、初めての北海道バイクツーリング初日。朝5時頃に小樽に着いた時からハイテンションのまま走って来ました。とにかくうれしくて、ここ

に来るまでにも何枚も写真を撮っていたのですが、この像だけでアオリ写真や4方向からの写真などを撮りまくっています。かなりテンションが高かったのが良く分かります。

 写真はそのうちの一枚。こんなにでかい鳥につつかれたら痛いだけじゃ済みませんね・・・ 

(1995年9月発見)

日本最北端の銅像 (北海道稚内市)

 間宮林蔵といえば、サハリン(樺太)が島であることを発見し、世界地図に名前を残した(間宮海峡)唯一の日本人。日本史の教科書には必ず登場する偉大な探検家です。

 この像は間宮林蔵生誕200周年を記念して1980年(昭55年)に建立された青年時代の立像。北を向いて海を挟んだ樺太の地を眺めています。

 現時点で日本最北端の岬なのが宗谷岬なのですが、この地にある『間宮林蔵』の銅像が日本最北端の銅像になるのでしょう。

(1995年9月訪問)

ニポポ電話ボックス (北海道網走市)

 ニポポ人形はアイヌの人々の魔よけ・幸運を呼ぶ人形です。網走刑務所には、巨大なニポポ人形の他にもニポポ人形の電話ボックスまであります。ここで電話すりゃ幸運が舞い込むのでしょうか?

 ニポポ人形の顔ってのほほ〜んとしていて、心が穏やかになりませんか?

 (1995年9月発見)

坂本龍馬像 (高知県高知市)

 高知県高知市の桂浜公園にある坂本龍馬の銅像は、1928年(昭3年)に建てられました。坂本龍馬ファンにとっての聖地でもあり、以前北海道ツーリング中に会った龍馬ファンは、『像の前に立ったら涙があふれてきた』そうです。

 この像は完全に観光コースに組み入れられており、絶えず観光ツアーの人達が訪れてはこの像の前で記念撮影をして行きます。一人で像をバックに記念撮影するのなら朝早くに行くことを勧めます。昼間はゆっくりと撮影できません。

 一説には室戸岬の中岡慎太郎像と向き合っているそうです。

(1996年4月訪問)

中岡慎太郎像 (高知県室戸市)

 坂本龍馬の盟友で陸援隊の隊長として幕末に活躍しながら、近代日本の幕開けを見ることなく暗殺されたのが中岡慎太郎。その銅像が室戸岬に建っています。

 盟友の坂本龍馬像周辺は観光地化されているのに対して、中岡慎太郎像周辺は土産物屋がある位で周囲は静かでのんびりできます。R55沿いにあり見学は無料です。中岡慎太郎は幕末の討幕運動ではかなり活躍したんですけどね・・・

 桂浜の坂本龍馬像と向き合っていると言われていますが・・・

(1996年4月訪問)

鬼が出た!(京都府加佐郡大江町)

 京都府大江町から宮津市に抜けるr9を北に向かうと現れる。この辺りには鬼が出没したとの伝承があるのか、それにちなんで作られたのでしょうか。赤鬼と青鬼が道路を挟んで立っています。何も知らずに夜にここを走ると結構驚くかも。他の所にもあるそうです。

 この像の近くにある駐車場から遊歩道を少し歩くと『鬼の足跡』というモノもあります。また近くには『日本鬼の交流博物館』という博物館もあり、まさに『鬼づくし』です。

(1996年6月発見)

が赤鬼。青鬼とは金棒の形や顔の造形などに違いがある。

r9大江町内を走っていると道端に鬼が立っています。

右は青鬼。トラ縞パンツに金棒という典型的な鬼の方です。

ドラゴンだぁ!? (和歌山県伊都郡花園村)

 和歌山県花園村内のR480を走っていると、羽の生えた巨大生物が視界に入ってきました。急ブレーキをかけてバイクを停めてその方角を見ると、そこにはドラゴンのモニュメントが!?

 『ややっ、なんとドラゴンではなひか!!』

 目の前にはめちゃリアルな等身大サイズ(?)のドラゴン様が宝玉を守ってらっしゃる。とにかくドラゴンのモニュメントがリアルリアル。まるで『D&D』の世界に迷い込んだかのような気になります。(歳がばれるぞ!)文章と写真だけではそのリアルさは伝えられないので、ぜひ現地を訪れて見て下さい。

 場所は、R480沿いの和歌山県花園村金剛緑地公園。めちゃくちゃでかいのですぐに分かります。こんなリアルなモニュメントを幾つも作る花園村はすごい!めちゃ気に入っているモニュメントの一つ。

(1996年6月発見)

【写真】上:近くから。下:遠くから。離れても迫力満点です。

細川た○しの歌う銅像 (北海道虻田郡真狩村)

 羊蹄山の麓・真狩村にある銅像。ただの銅像なら別に珍しくないのですが、ここの細川○かしの銅像は、台座にある手形に触れると、羊蹄山をバックに『北酒場』や『矢切の渡し』などの往年のヒット曲を歌ってくれるので

す!(実際は歌ってくれるのではなく、曲が流れるようになっているのですが・・・)

 北海道ツーリングの最中にニセコを通った時には、足の延ばして真狩村に寄って現地に訪れることを勧めます。関西人なら大ウケします。

休日や昼間は人が多く、絶えず歌が流れているので、静かに見るなら朝早くい行った方が良いでしょう。ファンの聖地なのでしょうか?

 ちなみに、この台座だけで5億円(?)もしたとかで、台座を見るだけでも価値があるかも知れません。日本広しといえども歌う(曲が流れる)銅像はここだけでしょうね。

 ところで帰る際には、入口にある細川たか○グッズのお店を覗いてみましょう。『○川たかし』Tシャツ・団扇・皿・ライダーなどなど、ここでしか買えない商品が売られています。土産として『細○たかしせんべい』を買って帰ったら大ウケでした。

(1997年9月、1998年9月訪問)

狛犬ならぬ狛狸? (滋賀県甲賀郡信楽町)

 信楽焼で有名な滋賀県甲賀郡信楽町。『たぬきの焼き物』が有名なこの町に入ると、驚く無かれ町中に狸の焼き物が置いてあります。お馴染みの狸の像はもちろんのこと、いろんな狸の像があって楽しませてくれます。

 写真はそんな中の1つ。『狛犬』ではなく『狛狸(こまたぬき)』です。犬と同じ様なポーズをとっていますが、帽子をかぶって徳利のようなモノをぶら下げている所が狸らしいです。

 もう一体相方の像もありました。確かここには狸大仏像なるものもあったような気がします。                                     (1997年11月発見)

ジュラ○ックパーク? (和歌山県伊都郡花園村)

 大きな卵を発見し跨って記念撮影していると、背後から恐竜が!?気分は『ジュラシック○ーク』そのもの?

 和歌山県花園村でR480を走っていると、道沿いにあった恐竜(名前分からん)の像を見つけてしまい思わず停まって記念撮影してしまった。この頃(98年5月)は日本で恐竜ブームの嵐が吹き荒れていた頃。花園村では、『恐竜ランド』というめちゃくちゃ凝った恐竜のテーマパークまで建設されました。(ここも必見です。)

 『恐竜の花園村』ということで、このようなモニュメントが作られたのでしょうか。遊び心があって、個人的に非常に気に入っているモニュメントです。

 場所は花園村中南でR371から別れてR480を有田方面へしばらく走った付近にあります。ドラゴンのモニュメントのある金剛緑地公園の近く(中南側)です。急カーブの出口付近にあったように思うので、訪れる時は注意して下さい。

 いつも思うのですが、恐竜の身体の色ってどうやって決めているのでしょうね?

(1998年5月発見)

【写真】右上:卵に乗った『作り人』を襲う恐竜・・・のように見えます? 左下:アオリで撮影。めちゃくちゃリアルな像です。

等身大の鮪 (青森県下北郡大間町)

 本州最北端の地である大間崎には、鮪(まぐろ)の一本釣りの像があります。釣っている人の腕もともかく、鮪のモニュメントがこれまたリアル。なんと400kg級の鮪の実物大モニュメントだとか・・・

 子供なら簡単に飲み込んでしまえるのではないかと思えるほど大きいのです。像を真正面から見ると、なぜか鮪に食いつかれそうな気になります。必見です。

 ところで、この大きさの本物の生きた鮪で何人前の刺身が出来るのだろうか?いくら?気になります。

(1998年9月訪問)

背中に乗ることは危険なのでやめましょう。

鮪を真正面から見る。こんなんだったんだ。

鮪をアオリで撮影。でかい・・・

漁師さんの腕です。

河童が出た! (青森県下北郡大畑町)

 青森県大畑町の奥薬研温泉には河童がいるとか・・・。『川太郎』とか『ガタロウ』とかとも言われるこの妖怪、昔々のその昔、大挙して中国より渡ってきて今の熊本県付近に上陸したという話があるなど、河童伝説は日本各地に残っています。

恐山を開山した円仁慈覚大師が、この地を訪れた時に道に迷い足を踏み外して大怪我をしてしまった。河原で途方に暮れていると、大きなフキの葉をかぶった河童が現れて大師を運び去ってしまった。翌朝、目を覚ました大師は、大きなフキの葉に包まれて(奥薬研)温泉に浸かっているのに気づいた。また身体の痛みはすっかり消え、元の健康な体に戻っていた・・・』(奥薬研温泉にあった『かっぱの湯伝説』の説明看板より)

 奥薬研温泉にはこういう伝説が残っています。ここの河童は、円仁慈覚大師を助けた河童の像なのです。

 奥薬研温泉の河童の像は、近寄るとセンサーが人を関知して噴水が出るという優れモノ。知らずに近寄るとマジでびっくりします。また近くの無料混浴露天風呂の奥薬研温泉では、河童の像と一緒に入浴出来ます。

(1998年9月訪問)

【写真】右上:近づくと噴水が噴き出すようになっています。中央に河童の像があります。 左下:バイクを入れて撮影しました。

いろんな像(其の弐)

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道端風景