>>その1

2006年9月21日(木)

●『ましゅまろ』出発

 朝から秋晴れ。台風一過の快晴で、まさしく『ツーリング日和』の天気です。こんな良い天気の時はバイクで走らないと。(゚∀゚) 今日は快晴になることは分かっていたので、昨晩宿に到着後にKSRUをスパイクから下ろしておきました。なのですぐにいつでも出発できます。 朝食後はダラダラせずに出発準備。荷物をスパイクに積み込みます。

 Kさんは昨日強風のためにリタイアした知床峠に再アタックすべく出発。女性旅行客も自転車を借りて付近を散策するとのこと。宿主夫妻に見送られて、10時少し前に『ましゅまろ』を出発しま

した。

【写真】3泊お世話になった『ましゅまろ』。いつも来るとホッとします。

●快走!KSRU

 スパイクは@嫁が運転。弟子屈市街に向かい給油。ホクレンGSに入ったものの、残念ながら旗は売り切れとのこと。_| ̄|○道東の旗は手に入れることができませんでした。 給油後、R243を美幌峠に向かいます。世間では今日から『秋の交通安全運動』が始まり、北海道の各地でも頻繁に速度取り締まりなどが行われます。それを警戒してR243はかなり大人しく走って行きました。バニアケースを車に積んで身軽になったKSRUが本領を発揮しだしたのは美幌峠の(弟子屈側)峠道。軽い割にパワーのあるバイクなので、急カーブ・急勾配の坂道が連続するワインディングでもかなり楽しめて走ることができました。10時半頃に快晴の美幌峠に到着。素晴らしい光景が広がります。

 美幌峠を越えて美幌側に下ります。取り締まりを警戒して70k/hぐらいで走り続けます。国道を走っていてもおもしろくないので、途中で脇道にそれてみると・・・

 

 

 美幌市街近郊だというのに、こんな風景が広がっています。さすがは北海道。ヽ(゚∀゚)ノ のんびり走るトラクターを追い抜いて

美幌市街へと向かいました。

【写真】美幌近郊にて。町の近くでもこういう風景が広がります。

●美幌航空公園

 美幌市街からはR39ではなく道道経由で端野に抜けます。改良・整備されて走りやすくなったとかで、以前から走ってみたかったルートです。このルート、R39よりも交通量とトラックの通行量は少なく快適に走ることができます。

 その途中で『美幌航空公園』という所に立ち寄ります。ツーリングマップルに載っていて気になっていた所でした。網走川の堤防上にある小さな航空公園です。河川敷には滑走路があって小型飛行機かパラグライダーなら離発着できそうなところです。場外離発着場というもので、飛行場(空港など)以外の場所で離発着できると国(国土交通大臣)から認可された場所だそうです。

 さてこの公園には陸自と空自から現役を退いたヘリや飛行機が合計5機展示されています。

展示されているのは・・・

・T34メンター(陸自)

・T6テキサン(空自)

・T33A(空自)

・HU−1B(陸自)

・V44型ヘリ(陸自)

・・・の5機。

 @嫁ほったらかしでT33Aの背中に乗ったりして15分ほど遊びます。屋外展示なのでコクピット内部やヘリの内部に入ることはできませんが、外から中を覗くことはできます。ただ屋外展示で雨ざらしのため保存状態はあまり良いとは言えません。コクピットのガラスも曇っているし、HU1Bの内部もかなり痛んでいました。レアなバートルV44ヘリだけでもちゃんと保存して欲しいものです。

 ちなみにバートルV44型ヘリは1959年(昭34年)秋の伊勢湾台風で、被害状況をご視察された皇太子(当時。現:天皇陛下)がお乗りになった由緒ある機体だそうです。陸自では2機購入。もう一機は埼玉県の所沢航空発祥記念館で保存されています。

【写真】 美幌航空公園の全景。手前からT34、T6、T33A、HU1B、V44と並んでいます。

◆美幌航空公園の展示機

 

T34Aメンター 初等練習機

陸海空で共通して使用された初等練習機。パイロ

ットが初めて操縦する機体です。日本では富士重

工が国産化しています。写真は元陸自機。

T6テキサン 中等練習機

第2次大戦中から使用されていた代表的なレプシ

ロ練習機。映画『トラトラトラ』での「零戦もどき」の

T6は巷では有名です。

T33A ジェット練習機

F80戦闘機を練習機に転用した機体。パイロット

が初めて乗るジェット機でした。この機体は空自に

おいて、1990年まで使用されました。

HU−1B ヘリ

陸自が合計90機導入した米ベル社のヘリです。

ベトナム戦争で活躍した機種です。

V−44 ヘリ

通称「フライングバナナ」と呼ばれた陸自の大型ヘ

リです。2機購入されました。

あめふらし@管理人のKSRUをT33Aの前に移

動させて記念撮影。当たり前ですが、こう見るとめ

ちゃくちゃ大きいですね。

●西へ西へ

 美幌航空公園を出発。r122(道道北見端野美幌線)で開成峠を越えて北見市端野の市街へ。市街に入ってからR39を美幌方面に少し走ってからR333に入ります。R333はR39の北側を走る3ケタ国道。全区間をR39と併走している迂回路的な存在ですが、大型車の通行が多いR39に比べると交通量は大変少なく走りやすい道です。それゆえバイクで走っているときから、美幌から旭川方面に向かうときはR333を利用してきました。道路自体も整備改良が進み、年々走りやすくなっています。

 快適な2車線道をKSRUで淡々と走りますが、この先の旭峠道路のことを考えて仁頃TN手前にあるパーキングでスパイクに積み込むことにしました。手慣れてきたもので、15分ぐらいでKSRUと(一度下ろした)荷物の積み込みを終えます。

 13時前にスパイクで移動を開始。ルクシ峠を越え、去年はKSRUで走った朝日峠を自動車専用道路の旭峠道路で一気に越えます。そのままR333を西に向かって淡々と走り続けます。そういや今日から『秋の全国交通安全運動』が始まっていることを思い出し、速度の出やすそうな道路では抑えて運転するように心がけます。そのすぐ後、対向車線でPCに捕まっている車を発見。気を引き締めて走ったのは言うまでもありません。

 14時前に白滝ICからR450上越白滝道路に入りました。2002年(平14年)3月末

に開通した暫定無料開放中の自動車専用道路で、将来は旭川紋別自動車道の一部となる区間です。北見峠を全長約4kmの北大雪トンネルで貫いています。この途中にある道の駅『白滝』で休憩。旭川紋別自動車道の白滝パーキングエリアが「道の駅」として使用さています。ですが、一般道からも利用することが出来ます。

 何か食べようかと思いましたが、少し休憩しただけで出発。ほどなくして北大雪トンネルに入ります。コンテナを積んだトラックに行く手を阻まれたので、全長約4kmのトンネルをぬけるまで4分ほどかかりました。浮島ICからR273に下りるまで10分弱。

5年前に30分ほどかけて越えた北見峠をあっという間に過ぎてしまいました。ほんと便利になったもんです。

 R273からR39に入り旭川方面に向かいます。お腹が減ったので上川の町中に入り、上川ラーメンでも食べようかと思ったのですが、どこにラーメン屋があるか分からず町中をウロウロしただけで終わってしまいました。R39沿いのドライブインも混雑していたので、昼飯を食べることなく上川を後にしました。

【写真】端野付近の風景。

●美瑛へ

 愛山上川ICから再び暫定無料開放中の旭川紋別道路(R450愛別上川道路)に入り、一区間だけ走って次の愛別ICで下ります。あとはr140(道道愛別当麻旭川線)で旭川市街へ向かいます。この道道、上川から美瑛方面に抜ける裏道で、旭川市街を通らずに美瑛に向かうことができます。以前はそんなに交通量が多くなかったのに、なぜか交通量が多くなっているような気が・・・。

 観光バスの通行量がめちゃくちゃ増えています。旭山動物園に立ち寄る観光バスのコースに入ってしまったのです。動物園からr140を使いR39へ。そこから層雲峡や道北に向かうのでしょう。そのため一部のアスファルト路面には轍ができるぐらいに荒れてしまっておりました。┐(´ー`)┌数年前は交通量は少なかったのに。変わってしまったなぁ。

 r37(道道鷹栖東神楽線)に入り旭川市街をパス。r68(道道旭川空港線)経由で西聖和に出ます。あとはR452を走って美瑛川方向から美瑛の丘に入りました。お腹が減っていたので、「ケンメリの木」に立ち寄って売店でジャガイモを食べてお腹を落ち着かせます。

 それにしても美瑛は相変わらず観光客が多い。駐車場にはひっきりなしに車が出入りしますが、そのほとんどが【わ】ナンバーすなわちレンタカー。多くの観光客がやって来て「ケンメリの木」の前で記念撮影して行きます。

 この周辺もここ7年ぐらいで大きく変わりました。この周辺だけでなく、美瑛自体が、年々人の手

が入っていくように思います。昔と比べると魅力が減少したような気がしないでもない・・・。2年ぶりに訪れたので、余計にそう感じてしまいます。

【写真】ケンメリの木とスカイライン。

●星の庵

 16時過ぎに民宿『星の庵』に到着します。2年ぶりです。荷物を置いたあとKSRUをスパイクから下ろし、@嫁をほったらかしにして美瑛の丘巡りに出発します。目的は夕陽の撮影でした。しかし出発に手間取り、宿を出たのが17時過ぎのこと。はい、太陽が沈んだあとでした。_| ̄|○

 それでも夕焼けに染まる美瑛の丘を撮影すべくあちこち走りますが、それも時すでに遅し。すぐに真っ暗になってしまい、撮影どころではなくなりました。やむ得ず宿に引き上げ。それでも20kmほど走りました。

 さて、宿で案内された部屋というのは旧館の元プライベートエリアに設けられた部屋。なるほどこういう造りになっていたのかと、初めて宿に来てから9年で理解できました。(^^;) 手作りのベットでそこかしこに暖かみのある部屋でした。

 しばらくダラダラしていると夕食の時間に。ここの夕食は相変わらず豪華です。あっという間に夕食は終わります。21時からはランプの明かりの下での談話タイムです。土産の「オランダ煎餅」はそれなりに好評でした。宿は変われども、談話タイムは昔ながらのノンビリした雰囲気でした。あれこれ雑談で盛り上がります。

 たまに外に出てみます。雲はなく空一面に天の川が見えてます。流れ星もいくつも見えました。大阪では見ることが出来ない星空です。こういう時、星座に詳しかったらなと思います。北斗七星とカシオペア、オリオン座ぐらいしか分かりませんから。(^^;)

普段から素晴らしい星空を見て暮らせるのだからうらやましい限りです。

 23時半前に談話タイムは終わりお開きに。部屋に戻ると@嫁は寝ておりました。漫画を読んでいたら気が付くと23時前で参加しそこねてしまい寝てしまったとか。そんなことだろうと思った。

【写真】ランプの明かりだけで宴会です。この雰囲気は変わりません。

2006年9月22日(金)

●朝の散歩ツー

 この日は朝5時頃に目が覚めました。6時頃に熟睡している@嫁を起こさないよう静かに部屋を抜け出し、KSRUに乗って朝の散歩に出かけます。しかし天候があまりよくありません。昨晩は星空が見えるぐらいに晴れていたのに、朝になると雲が出ています。30kmほどウロウロしていましたが、場所によって局地的に雨というよう分からない天気。そのため、各ポイントを巡りますが景色は今ひとつの状態でした。(´・ω・`)ショボーン

 宿に戻ると朝食の時間でした。時間は決められていないので、各自が自由な時間に朝食を食べることになっています。早く出発する人は早めに食事を食べて出て行きました。食後はダラダラと

して過ごしていましたが、10時頃に重い腰を上げて『星の庵』を出発しました。

【写真】お世話になった『星の庵』。スパイクを入れて撮影。

●美瑛の丘巡り

 昼過ぎまで美瑛周辺にいることが出来るので、2年ぶりに美瑛の丘巡りに向かいます。 美瑛の丘巡りにはKSRUクラスの原付二種が最適です。アップダウンが激しいので原付一種ではパワー不足な坂道でも楽勝で、取り回しも大変楽。ちょっとしたダートでも軽々入って行けます。ちょっと行きすぎてもすぐに戻って来れる等々。そんなわけでKSRUに乗って走ります。スパイクは@嫁運転で後からついてきます。サポート(?)付きでの丘巡りです。

 美瑛市街のホクレンGSで給油し、やっとホクレンの旗をゲットしました。GS前では安全週間のPRで警察が配っていたテッシュもゲット。意気揚々と美瑛の丘巡りに向かいます。 ところが2年ぶりに訪れたにもかかわらず、各有名ポイントの位置的関係を忘れてしまいました。つまりは”迷ってしまった”というわけです。(;´∀`) でもそれはそれで新しい場所を発見したりすることができたわけで、”迷う”のも美瑛巡りの一つの方法かも知れません。ウロウロしていると「ファームレストラン千代田」の近くに出てきました。これで現在位置が分かりました。ほどなくして 「拓新館」前に到着。売店の駐車場にバイクを止めて休憩します。

 さて天候はというと、『曇り時々晴。所によりにわか雨』というはっきりしない天気。向こうの丘は晴れているのにこちらは曇っていたりして、丘を越えると天気が変わるというような状態です。晴れている場所を目指して移動を続けるという状態でウロウロしていました。

 美馬牛小学校横を通り、少し先にある「四季彩の丘」という施設で休憩。いつの間にできたんだろ? 観光バスがひっきりなしにやってくるので有名な場所なんでしょうね。おそらく・・・。バイクに興味ありげなバスの運ちゃんと 駐車場で少し話してから出発。「哲学の木」に移動します。

 少し傾いているポプラの木で、何かを考えているように見えるということで命名されたそうです。命名の由来はともかくとして、何本かある有名な木の中では個人的にお気に入りの場所です。冬とかにも来てみたいのですが、いつもこの時期(9月頃)にばかり来ています。ここで何枚か撮影。

木を背景にしてスパイクとKSRUも撮影し、美瑛に来た証拠写真を残しておきます。(^^;)

 この付近は今のところ開発(?)されていませんが、ここに駐車場とか売店とかが出来たら「美瑛は終わった」と思うでしょうね。

【上写真】「四季彩の丘」にあった牧草ロールでできたロール君。

【下写真】「哲学の木」をバックにKSRUを撮影。確かにこの場所に来ました。

◆美瑛ノ風景

 

ウロウロしながら撮影した風景写真です。天候が今ひとつでしたが、新しいポイントを発見できたりと収穫はありました。

収穫された後のジャガイモ畑。

こんな風景もあります。

何となく撮影しても美瑛らしく写ってしまいます。

空が晴れていたらなぁ・・・

迷った時に見つけた道。

丘なのでアップダウンが激しいのです。

畑の中にポツンと建物が建っています。

トラクターは収穫後の畑で牧草を集めているようです。

これも迷った時に撮影した風景。

空が広い〜

美馬牛小学校の少し先で撮影した丘の風景。

部分的に太陽が当たっています。

雲が多いですが、空の青色が綺麗です。

「哲学の木」

やや逆光気味。デジカメなんでこうなりました。

手前は一面菜の花畑です。

●くもり時々晴 ところにより雨

 「哲学の木」を出発して美瑛の丘から去ります。r966(道道十勝岳温泉美瑛線)に出て白金温泉方面に向かいます。 白金温泉を過ぎたところに原生林の中を突っ切る2車線道があるので、バイク(というかKSRU)で走って見たかったのです。温泉街を通り抜けて原生林の中に入ります。雨が降った後のようで路面は濡れていて肌寒く感じます。それなりの速度で通り抜けると牧場の前に出ます。

 この付近からは十勝岳の雄大な姿を見ることが出来るので、「記念撮影でも・・・」と思ったのですが・・・

 

雨雲がかかっている・・・_| ̄|○

 

 残念。それでもと撮影してから出発。白金温泉街に戻ろうとしましたが、走った道は十勝岳火山砂防情報センターで行き止まり・・・。290段近くある階段を下りれば温泉街に出る

のですが、バイクと車は当然のことなら通行不可。白金温泉街の近くにあった白樺林の中をもう一度走りたかったので、来た道を戻ることにしました。

【写真】晴れていればねぇ・・・。残念です。(´・ω・`)ショボーン

●不安定な天気

 白金温泉街を通り抜けて白樺林の中を通り抜けます。13時頃に白金インフォメーションセンターの駐車場に入り休憩。昼食の時間なので、とある店に行くことにしました。食後には美瑛を離れるので、そろそろここいらでとKSRUをスパイクに積み込むことにします。

 数回目ともなると慣れたものでテキパキと搭載作業を進めて行きます。そしてKSRUの固定も終わり、放り出した荷物を積み込もうとしたら雨が降ってきました。間一髪。すべての荷物を積み込むのとほぼ同じ頃に本降りに・・・。北西方向から雨雲が近付いてきたので急いでいたのですが、こんなに早く降り出すとは思いませんでした。なにはともあれ、これでKSRUでの北海道ツーリングは終わりです。(´・ω・`)ショボーン

 雨の中、インフォメーションセンターを出発。r966を美瑛市街に向かって進みます。しばらく進むと雨は上がりました。(゚д゚)ハァ?

どうやら局地的な雨だったようです。不安定な天候です。

 

 

【写真】白樺林の中を走って行きます。

●カフェ&レストラン『BIRCH』

 少し走ってr966沿いの『BIRCH』というカフェ&レストランに立ち寄りました。森の近くにあるログハウスのカフェ&レストラン。昼食時間帯ということで混雑したので20分ほど待ちます。敷地内にあるギャラリーを見たり、小さな庭(?)を散策して時間を潰していたらあっという間でした。

 さてのこのお店、実は『ましゅまろ』で一緒だったKさんに教えていただいたレストランです。オーナーとKさんとは知り合いとのこと。オーナーさんと話すと、なんとそのKさんがこれから店にやって来るとのことでした。オーナーさんもライダーらしく、車庫にはバイクが停めてあるとのこと。以前は北海道をウロウロしておられたようで、『ましゅまろ』の常連さんでもあったようで宿のオーナーさんとも親しい間柄の様子。美瑛に移ってこられてレストランを開店されたとのこと。移住かぁ。出来るならしてみたいです。

 さて、窓際の席に座りビーフシチューを注文。注文を受けてからパンを焼くとのことで時間が少しかかります。やがて大きなパンがやって来ました。この中にビーフシチューが入っておりました。そりゃ時間がかかりますわ。一日30食限定のメニューとのことです。お味はもちろん・・・

 

ウマ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!

注>>あめふらし@管理人に食べ物を表現する能力はありません。m(_ _)m

 

 『とほ』というガイドブックにあったクーポン券を使用したのでデザートも付いてきました。得した気分です。(゚∀゚) 周囲には道路以外には森と畑があるだけ。遠くに大雪の山々が見えるロケーション抜群の場所です。ログハウスで店内(室内)には暖かのある落ち着いた雰囲気が流れています。木の温もりが伝わってくる、そんなカフェ&レストランです。

 1時間ほどおりましたが、残念ながらKさんは現れず。再会を果たすことなく『BIRCH』を後にしました。

【カフェ&レストラン BIRCH】サイト

 r966(道道十勝岳温泉美瑛線)沿いにあるログハウスのレストランです。美瑛市街のR237交差点から白金温泉に向かって約15km、白金温泉に向かって左側にあります。r966が林の中に入る直前にあります。

住所:北海道上川郡美瑛町美沢美生

電話番号:0166−92−1120

営業時間:10:00〜20:00(LO19:30)【5月GW〜10月】/11:00〜19:00(LO18:30)【11月〜4月末】

定休日:水曜日【5月GW〜10月】/水曜日・木曜日【11月〜4月末】

*夏期期間と冬期期間で営業時間、定休日が変わります。

【写真】Kさんに教えて頂いたカフェ&レストラン『BIRCH』。お勧めです。

●小樽へ・・・

 『BIRCH』を出てから白金温泉に戻って白金観光ホテルの温泉に浸かります。平日の昼間なので貸し切り。のんびりゆったりとくつろぎます。

 温泉を出てからr966で美瑛市街に戻ってホクレンGSでスパイクに給油し、R237を旭川方面に向かって走り出しました。これで美瑛ともお別れです。R237を淡々と北上。17時前なのでそろそろ通行量が増え始める時間です。なので旭川市街中心街には入らずに、r90(道道旭川環状線)で中心部を迂回してR12BPに入り、旭川鷹栖ICから道央道に入りました。

 この頃になると温泉効果もあってか無性に眠たくなりました。なので最初のPAに入り、運転を@嫁に代わってもらいます。2人いるとき、こういう時は非常にありがたいです。道央道を一路札幌方面に向かいます。所々雨という不安定天候です。ワイパーが動く音を聞きながらウツラウツラしてしまいました。意識がなかったので、おそらく寝ていたのでしょう。目が覚めたのは岩見沢付近でした。その先、野幌PAで休憩がてら入ってここで運転を交代します。@嫁さん、ありがとさん。(^人^)

 この頃には完全に日は暮れており日没後でした。ほどなくして札幌JCTを通過して札樽道に入ります。夕方の帰宅ラッシュ時間帯なので交通量はかなり多い状態です。雨がパラパラと入っている中を小樽へ向かいます。手稲ICを過ぎると流れもよくなり、交通量も少なくなるのでマイペースで走ることができます。銭函付近は雨。去年も所々雨という天気だったように思います。ほんと、不安定な天気です。

●小樽運河

 料金所を過ぎてトンネルを過ぎると小樽の街の灯りが見えてきました。20時少し前に小樽到着。フェリー出港まで3時間ほどあるので、その間に土産物を購入し夕食を食べることにします。ところが道沿いにある土産物屋は営業時間が終わってしまっておりシャッターが下りています。記憶を頼りに以前利用したことのある遅くまで営業していた土産物屋に行きますが、店は潰れてしまっており別の店になっていました。

 土産物はフェリーターミナルで買うことにして、去年も利用した回転寿司の店に入り夕食とします。近くに別の店が出来たためか、去年ほど混雑していません。なんとなくネタも新鮮味がなくっなったような・・・。ひなびたマグロが載った寿司がいつまでも回っていちゃねぇ・・・。なので@嫁共々寿司を注文して握りたてを頂きました。

 寿司屋を出た後、また時間があったので小樽運河を見に行くことにしました。運河近くの有料駐車場に車を停め、小樽運河を散策。夜の小樽運河はライトアップされており、道を行き交う車のヘッドライトや運河沿いの建物が水面に写っています。倉庫群もいい感じに照らし出されています。昼間とは全く違う運河の風景でした。

 

 

【写真】夜の小樽運河。昼間は単なる運河です。

●フェリー乗船

 21時半頃に小樽FTに到着します。待機場に車を停めてフェリーターミナルの売店で土産物を購入。車なのでついついいろいろと買い込んでしまいました。車に戻る途中、駐車している車の車内に「カツゲン」のパックが置いてあるのを見て、「カツゲン」を買い忘れていることを思い出します。FT入口にあるローソンまで歩いて行き「カツゲン」を購入。北海道に来たからには「カツゲン」を買って帰らないと。

 22時に同乗者・一般徒歩客の乗船が開始されます。@嫁は一足先に一人乗船です。車の乗船開始まで時間があるので、待機場をウロウロします。今日はバイク・車とも台数が多いようです。バイクは20台ぐらいいたように思います。22時半、車の第一陣の乗船が開始となりますが、15分ほどで一旦中止。続けて22時45分からバイクの乗船が開始となります。23時に車の第二陣の乗船が開始。スパイクも第二陣で車両甲板に上がりました。

 最小限の荷物だけ持って客室に移動。復路も1等客室(洋室)利用です。23時30分、フェリー

は小樽FTを離岸して舞鶴へと向かいます。北海道ともおさらばです。(´・ω・`)ショボーン

【写真】小樽発舞鶴行きのフェリーは『あかしあ』でした。

2006年9月23日(土)

●刻一刻と現実世界にむかっています・・・

 7時頃に目が覚めますが、起きあがったのは9時過ぎでした。コンビニで買ったパンで朝食を終わらせます。乗船したフェリーは2004年に就航した高速フェリーの『あかしあ』。高速航行のため風が強くて危険ということで、甲板デッキ上に出ることはできません。フェリー内をウロウロしたりしますが、それもすぐに飽きてしまいます。毎度のことですが、帰りのフェリーはやることがなく暇です。

 室内のテレビで吉田拓郎&かぐや姫の『つまごいコンサート』の生中継を見ながら、持参してきたノートパソで今回の旅の記録を作って時間を潰します。17時過ぎには概ね終了したので、18時頃に夕食を食べにレストランに向かいます。バイキング形式の夕食で取り放題・食べ放題です。果たして1600円分も食べたのかどうかは分かりませんが、フェリー最後の夕食を終えます。 部屋に戻り『つまごいコンサート』の続きを見ます。ふと窓の外を見るとすぐ近くに町の灯りが見えています。舞鶴湾に入ったのでしょう。ほどなくして下船のアナウンスが流れました。もうすぐ下船です。

 さすがに高速船だけあって、舞鶴FTには21時定刻に到着。小樽出港から約22時間で到着です。早くなったものです。車両甲板に下りて車の荷物の整理をしていると、なんと9月20日に納沙布岬で会ったGPZライダーさんと再会しました。同じフェリーに乗っていたとは全く知りませんでした。ほとんど部屋に引き篭もっていたので、船内で会うことがなかったのです。

 21時過ぎにフェリー下船。いよいよあとは自宅に向かうだけです。

【写真】日本海を航行中。快晴で気持ちの良い青空が広がっていました。

●旅の終わり

 舞鶴市街に入りR27を走ります。下船直後ということでフェリーから下りた車が多いようです。しばらくすると数台のバイクが追い抜いて行きます。荷物を満載にしているので、あとでフェリーから下りてきたライダーさん達です。そのうちの1台、GPZが追い抜いてハザードを出してくれました。先ほどのライダーさんです。クラクションを軽く鳴らしますが、聞こえていたのかどうか分かりません。

 舞鶴市街を抜けて舞鶴西ICから舞鶴若狭自動車道に入って大阪を目指します。疲れているのか飛ばす気にはなれず、80k/h前後をキープして淡々と進んで行きます。22時半頃に西宮名塩SAに到着。ここで少し休憩。あとは中国池田ICで下りて阪神高速へ入り大阪市街を通り抜けます。駒川出口で下りて自宅マンション前に到着したのは23時半。@嫁と荷物を下ろしてガrエージにスパイクを回送。23時40分頃にガレージに到着。これで今回の北海道旅行はすべて終わりました。明日(日曜日)を挟んで明後日から現実の生活に戻らなくてはなりません・・・。来年も行けるかなぁ・・・。

【写真】舞鶴FTに到着した『あかしあ』。駐車場から撮影。

右下に写っているのが管理人のスパイク。

●あとがき

 1997年9月から続いている連続渡道記録は『9』となりました。いよいよ来年は『10』。来年も行く気満々です。(;´∀`)

 あて今年も8日間に及ぶ北海道ドライブ&ツーリングが終わったわけですが、この間の走行距離は次の通りです。

・スパイク 1858km(うち本州内の移動 346km)

・KSRU  316km(すべて北海道内での移動)

 雨で1日つぶれて走行距離が伸びなかったので、去年と比べると走行距離は短くなっています。走行距離云々はともかく、今年もどうにか渡道できたのは幸いでした。思いついたのが7月下旬のこと。すぐにフェリーの予約をして、ルートを含めた準備を始めたのが9月に入ってから。いつものごとく慌ただしい9月でした。直前にならんと動かない性格なもんで・・・(^^;)

 ZRX1100で向かおうという計画は早くに頓挫したので、スパイク+KSRUという形になりました。来年はZRX1100でと思っているのですが、仕事の都合はどうにでもなっても体力的な問題が・・・。年はとりたくねー!

 以上、9月分のカード請求書に青ざめた@管理人でした。来年に向けて貯金しようっと。(;´∀`)

【北海道2006 終わり】

>>H16-H19放浪記