>>2008.11.27 Update

   

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●平成20年度陸上自衛隊八尾駐屯地祭(1)【2008年(平20年)10月11日開催】

■遅かった・・・

 今年は土曜日開催となった八尾駐屯地祭。家を出るのが遅れたため、駐屯地に着いたのは0940頃でした。式典は1000からなのでギリギリの到着となってしまいました。

 

 

 

正門から基地内に入り荷物検査を受けてから式典会場に向かいます。

 

その途中、建物の先にある駐機場を見ると・・・

 

 

 

 

CH47Jが鎮座されておりまする。

 

あれ?なんでこっちにいるの?

祝賀飛行には参加するのか?

 

あとでわかります。

 

 

会場に到着。まずやることは午後に行われるCH47の地上滑走体験の抽選会参加。

 

しかし

抽選はすでに終了。

 

_| ̄|○

 

CH47に乗る以前の問題でした。

午後のUH1搭乗抽選会に賭けることにしよう・・・

 

 八尾駐屯地での撮影は逆光状態となるため、撮影するためには来賓席の東側に陣取らないとなりません。ところが到着が遅れたため、良い場所はすべてなくなっています。しかも昨年確保した場所は立ち入り禁止となっており、今年は人垣の後ろから撮影となるかと覚悟しました。三脚を持参しなかったことに後悔します。

 一方、部隊入場は終わり整列している。あと数分で式典が始まるので、それまでに場所を確保しなくてはなりません。で、最終的に確保した場所が来賓席横。招待客の通路近くとなってしまいました。(;´Д`)

■記念式典

 もともと民間の大正飛行場だった八尾駐屯地は、終戦まで陸軍航空隊大正飛行場として使用されていました。戦後、米軍接収を経て民間の八尾飛行場となり、その際に陸上自衛隊航空隊が置かれました。

 現在、八尾駐屯地には中部方面航空隊が置かれ、中部方面ヘリコプター隊第一・第二飛行隊、ならびに第3師団所属の第三飛行隊の航空隊が配備されてい ます。他に中部方面航空隊本部付隊、中部方面管制気象隊、中部方面航空野整備隊、中部方面通信群空中伝送班、 駐屯地業務を担当する八尾駐屯地業務隊、第318基地通信中隊八尾派遣隊、第429会計隊が置かれています。

 

 

 

0955には部隊整列が終了し、式典開始を待つだけとなりました。

 

1000、式典開始。

 

 

 

 

まずは国旗が入場。

旗手ならびに儀仗兵がカッコイイ。(・∀・)イイ!!

 

で、式典とは言うと、総監ならびに来賓の国会議員と市長の祝辞。電報などの紹介ですた。

衆議院解散どうこうと騒がれていた時期だったので、

普段ポスターでしかお目にかかれない数名の衆議院議員が来てましたな。

 

橋下知事、来て欲しかったなぁ〜

 

 

 

 

水色(正式には”あさぎ色”)の旗を持ち整列する航空科隊員。

後ろにはUH1のローターが見えます。

 

来賓客の祝辞の間、この体制のままでした。

 

 

 

 

1037、式典が終わり国旗が退場します。

来賓の方々も起立して国旗を見送ります。

(この写真のアングルから、どこにいたかもろバレですな・・・)

 

 

 

 

その後、各部隊も退場。

祝賀飛行に向かうヘリの搭乗員と整備員は受け持ちのヘリに向かいました。

 

■祝賀飛行前のひととき

 

祝賀飛行開始予定時刻は1050。

 

それまでヘリの準備が行われます。

 

 

 

 

準備するOH6D。

あちこちに駐機しているヘリで離陸に向けた準備が行われます。

 

 

一方の式典会場では、一度退場した音楽隊が再入場してきました。(・∀・)カコイイ!!

 

 

 

 

兵庫県伊丹市の千僧駐屯地から駆けつけた第3音楽隊の方々。

音楽隊に入るにはオーデションに合格した上で、自衛官採用試験に合格すれば音楽隊に配属されるそうです。

ただし一般の自衛官と同じ基礎教育を受けてからとなるとか。

なので音楽隊といえども、実戦では小銃を持つことになります。

 

 

 

 

ヘリの出発までの間に3曲演奏しておりました。

 

崖の上のポニョ

 

他2曲。(ポニョ以外は忘れました・・・)

 

ぽ〜にょ ぽ〜にょ ぽにょ さかなのこ♪

 

ヘリをバックに演奏されておりました。( ´Д`)

 

■祝賀飛行

音楽隊による3曲目の演奏が終わる頃に、各ヘリがエンジンを始動。

 

ローターが周り始めました。

 

 

 

 

始動始めたUH1J。

角が付いているのでJ型です。

 

赤く塗ればH型の3倍の速度が・・・(^^)\(_ _)

 

ちなみに角はワイヤーカッターです。

 

 

 

 

1100頃、OH6Dを始め、各ヘリが離陸を開始。

UH1Jも離陸します。

 

 

 

離陸したOH6D。

 

 

同じく離陸したUH1J。

 

 

離陸して上空を飛ぶAH1S。

 

撮影位置の関係から、残念ながらすべて逆光状態下での撮影。

なのでシルエットのようになってまつ・・・m(_ _)m

 

ヘリは各機種ごとに編隊を組み、いったん八尾駐屯地上空から離れます。

八尾駐屯地から南に向かって大きく旋回。

上空で編隊を組み直して駐屯地上空に戻ってきます。

 

その間、第3音楽隊による演奏が行われました。

 

ちなみに祝賀飛行に参加した機数は22機。(あめふらし撮影の写真による)

 

今年はCH47の飛行はなし。

来基地するというOH1とAH64Dの姿もなし。

去年よりも機数が少ない祝賀飛行となりました。

 

原油先物価格高騰による燃料費高騰の影響ですかね。

 

1120 先導役のUH1を先頭にヘリ編隊が戻ってきました。

 

OH6Dの3機編隊を筆頭に駐屯地上空をフライパスして行きます。

 

 

 

 

UH1の5機編隊×2。

 

 

 

 

AH1Sの5機編隊。

 

あいにくの曇りなのでこんな写真となりました。

雨が降らないから良いとしよう。

 

フライパスは2分ほどで終了。

一回しか通過しないので、撮影し損ねると大変です。

 

各ヘリは別のヘリポートに着陸。

装備品紹介(?)まで時間があったので、地元高校のリアリーディングクラブの演技が披露されました。

チアガール@高校生を撮影すると変に思われるので撮影していません。(;´Д`)

 

 

 

 

ちなみにその間、駐屯地の一角では仮装敵陣地の構築が行われておりました。

 

■装備品紹介と訓練展示

 模擬戦が始まる前に、ヘリの紹介が行われました。装備品紹介というんですかね?何というのか分からないので、装備品紹介としておきます。機体の紹介と同時に、一部訓練も展示(紹介)されました。

 

 

 

最初に登場したのはOH6D。

観測偵察ヘリコプター。

 

くるくる回って軽快な動きを見せてくれます。(・∀・)イイ!!

 

 

 

 

日本(川崎重工)での生産はすでに終了しており、

後継ヘリコプターであるOH1も調達機数が少ないことから、当分は第一線で活躍するそうです。

 

ちなみに尾翼がT字なのがOH6D。

すでに全機退役していますが、初期型(OH6J)はV字型です。

映画『日本沈没』(1973年版)で藤岡弘が漁船に警告するシーンで乗っていた機体はOH6Jです。

 

 

 

 

つづいて飛来したのがUH1H。

陸自ヘリの代名詞といえるほどの機体です。

 

下にぶら下げているのは水の入った巨大な袋。

消火作業訓練の公開です。

 

 

 

 

火災に見立てた発煙筒に向かって進み、上空から水を散布。

見事に鎮火しました。

 

 

 

 

続いて飛来したのが対戦車ヘリAH1S。

 

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

 

ものすごく運動性が良い機体です。

そりゃ攻撃ヘリですからね。

 

くるくると軽快な動きを披露します。

 

 

 

 

来賓席前でホバリングしながら、機首に取り付けられている20mmガドリング砲を左右に動かしてました。

逆光で見えません・・・_| ̄|○

 

去年は空砲射撃があったのですが、今年はなし。

クルクルと空回りしただけでした。

 

 

 

 

AH1Sの次にUH1Jが飛来。

地上の隊員の救出訓練を披露。

 

UH1Jから吊り上げる器具を下ろし、地上の隊員がそれを装着。

ウィンチで引き上げていきます。

 

 

 

 

UH1Jの機内に無事収容。

UH1Jはヘリポートに帰って行きます。

 

これで一連の装備品紹介と訓練展示が終わりました。

 

>>その2に続く