バイクを車両甲板に停めて最小限の荷物を持って2等寝台へ。指定されたベットに荷物を置き、すぐに風呂に向かう。雨で冷えた体を温めて疲れを癒す。これで生き返った。
20時にフェリーは名古屋FTを出港。横風でヒヤリとした名港西大橋をくぐって仙台港へ向かう。出港するとレストランの営業が開始となる。去年はうかつにも寝てしまい夕食を食べ損なったので、今年は風呂から戻ってからすぐにレストランに向かう。1800円と高い料金だが、バイキング形式で何度でも「おかわり」できる。品数も豊富で、和食から洋食までいろんな食べ物が並べられ、飲み放題のお茶やジュース、コーヒもあるのだ。太平洋フェリーのバイキングは豪華だ。
満腹となってレストランから出ると、名古屋港のバイク待機場で出会った2人のライダーと再会。岐阜県で新聞店を経営されているIさんと、愛知県に住む会社員の(ハンドルネーム)EAGLEさん。てっきり二人でツーリングかと思ったら、名古屋のフェリーターミナルでばったり出会っただけで、全くの初対面だという。私も加わって北海道の話やバイクの体験談で盛り上がる。同じバイク乗りというだけで、初対面であってもすぐに打ち解けることが出来るのがライダーの良いところだ。北海道に向かうということで共通項はいくらでもある。話のネタは尽きない。
こういう出会いはツーリングの醍醐味。出会いをきっかけにして、長いつき合いが始まったりすることもある。実際、私も1997年の北海道ツーリングで出会った人達とは、翌年98年以来、年2〜3回ぐらいの割合で会っている。会うたびに当時のツーリングでの話などで盛り上がるのだ。こういう集まりは実に楽しい。
さてEAGLEさんはホームページを運営しているという。私も運営しているということで、相互リンクの約束を取り付ける。旅先で相互リンクの約束をするのは、去年9月の青葉城跡での佐川さん以来のこと。ホームページを開設・運営していると、こういう出会いにも巡り会うことが出来るのだ。
2時間ほどあれこれ話して解散。ベットに戻る。雨の中走った疲れが出てきたので、23時頃には寝ることにした。
|