◇第4回ツーリングオフ会 2002年(平成14年)10月06日(日)

第4回ツーリングオフ会

 当初ツーリングオフ会は9月29日(日)の開催を予定していたが、当日は雨であいにくの天気だったので開催を延期。翌週の10月6日(日)とした。しかし5日(土)の天気図を見てみると、西より前線を伴った低気圧が接近していた。またもや延期かと思ったが、6日(日)の近畿地方は昼から雨になるという。午前中は晴れらしいので、とりあえず開催を決定する。

 6日(日)当日、朝起きてみると快晴だった。『どこが雨が降る天気やねん』とツッコミながら出発の準備をする。天気予報によると昼過ぎから曇りだし夕方前から雨が降り出すとか。まぁ、行ける所まで行ってみよう。 

○高野山へ

 今回のコースは高野龍神スカイラインを南下してr735(県道龍神十津川線)を東へ。十津川からR168を北上して帰って来るという紀伊半島周遊コースである。日曜日と言うこともあって高野山の渋滞をパスしたいので朝7:30集合と、かなり早めの集合とした。

 自宅を出て集合場所に向かう。集合場所は阪和自動車道岸和田和泉IC近くのコンビニ。7:30頃に集合場所に到着すると、すでに『かざねかたな旅の書』の管理人のかざねさんと、高校時代からの連れであるK2が着いていた。とりあえずしばらく待つことにする。

 やがてハーレーに乗ったHNひすあきさんが到着。うちのサイトの掲示板にひょっこり遊びに来てくれたのがひすあきさんで、7月末に近場ツーリングに出かけていた。ひすあきさんは仕事があるので見送りにだけ来て下さった。ツナギの下はネクタイしめたYシャツ姿。私らを見送った後、大阪市内に戻り仕事に向かわれるという。(ひすあきさんと仲間達のサイト

 30分ほど待ってみるが参加者が来る気配はない。8時過ぎ、ひすあきさんの見送りを受けて出発する。参加者は2人だけで、

私を含めて3人のツーリングとなった。ちょこまか動くにはちょうどの人数だ。

 r226(府道和気父鬼線)に入り和泉市父鬼へ。そこからR480に入る。大阪府と和歌山県の間のR480は、いわゆる「3ケタ酷道」区間。最初は1.5〜2車線幅が断続する山道なのだが、やがて1車線道の狭路になってしまう。今回は彷徨猫旅記録のオフ会なのだが、コースを見たかざねさんに『酷道走行オフ会のコースでも通用しますね』と突っ込まれた。そういうつもりではなかったのだけれど・・・(^^;)

 薄暗い山中を進んで行く。やがて2台の車に追いついたが、この2台の走行ペースが大変遅かった。かざねさんはともかく、K2は普段は街中しか走らないようなので、こういう酷道はあまり走り慣れていないと思い、バックミラーで様子を見てみる。ゆっくりと走ってはいるが大丈夫そうだ。

 やがて大阪府と和歌山県の境である鍋谷峠に到着。ここで小休憩して2台を先行させる。5分ほどしてから出発する。和歌山県に入ると道は2車線道となる。快晴の青空の下、淡々と進んで行った。やがて道は1〜1.5車線が断続する狭路となるが、かつらぎ町平の集落を過ぎると2車線道となった。

 峠麓の広口地区にある四郷小学校では、今日は運動会ということで周辺の道路は路駐車で溢れていた。のんびりしたローカル国道を3台のバイクが進んで行く。途中でr125(県道那賀かつらぎ線)に入り、かつらぎ町笠田に出て再びR480に入る。ここからのR480は急勾配・急カーブが続くが、整備・拡張が進んでおり実に走り応えのある2車線道だった。市峠を越えてr3(県道かつらぎ桃山線)交差点までは快走できた。

 やがて道はローカルな狭路国道となり、急勾配の梨ノ木峠を越えて高野町に入る。高野町矢立からはかつての有料道路・高野山道路区間に入る。狭い2車線幅の急勾配・急カーブが連続する山岳ワイディング区間で、観光バスの離合が困難なカーブが多い。休日は走る車が多いので、場合によっては長い車列に捕まることもある。

 ところがこの日は走っている車が大変少ない。観光バスの姿も少なく、車に追いつくことなく順調に高野山まで上がることが出来た。9:30頃に奥の院駐車場に到着。行楽にはもってこいの晴れた日曜日だというのに、駐車場は思ったよりも車が少なかった。今日はあちこちで運動会でも開催されているのだろうか?

○高野龍神スカイライン

 奥の院駐車場で20分ほど休憩して出発する。高野龍神スカイラインに向かう。今回は料金所を通り抜けて全区間走ることにしていた。

 高野山側の料金所で料金を支払うと、係員のおっちゃんに『昨日バイク事故があって、バイクごと10m下(?)の崖下まで落ちよった。気を付けてな。』と言われた。飛ばして攻めて走る気はなく、のんびりと走るつもりでいたのだが、そういう話を聞くと注意深くなる。しかし、こうバイク事故が多いと無料開放される時、『バイク通行禁止』にならないか心配になってしまう。 

 料金所から護摩壇山までの間はフリー走行として各自のペースで自由に走ってもらうことにした。料金所で白バイが入ったかどうかも聞いたが、こちら(高野山側)からはまだ入っていないとのこと。脇道から入ったかも知れないので、とにかく用心して走ることにする。(最近はスカイラインでも白バイによる速度取り締まりを実施しているのだ。)

 10月初旬のスカイラインは紅葉にはまだまだ早い。ほんの一部が色づき始めたぐらいだ。のんびりとスカイラインを走る。車はほとんど走っていない。時々すれ違ったりする程度だ。晴れた休日だというのに、まるで平日のような状態だ。天候が崩れると言うことで出かける人が減ったのか、それとも運動会で忙しいのだろうか?そういう催しにはまだ関係のない私らである。

 高野山側の料金所から約30kmほど走ると護摩壇山に到着する。ここまで約30分で到着。時間は10:20過ぎというからかなり早いペースで走っていることになる。ここも車は少ない。駐車場の一角では、観光バス2台でやって来た何かの団体(NGO?)がミーティングをしていた。 彼ら

を見てK2が一言、『あっちもオフ会開いている』 う〜む、確かにオフ会だと妙に納得してしまった。(^^) ちなみに彼らは、有名な教授を招いて紀伊半島の自然や歴史的背景について説明を受けておられました。

 しばらく休憩する。護摩壇山の駐車場はそこだけで展望台のような所となっており紀伊半島の山々を見ることが出来る。有料の展望台に上ればさらに素晴らしい景色を見ることが出来るが、今だかって上ったことはない。護摩壇山は晴れていたら眺めが良いのだが、上空に雲が現れたので今ひとつの眺めだった。

 あまり長居しても仕方ないので、30分ほど休憩した後11時前に護摩壇山を出発する。曇って来てはいたが、まだ雨が降る気配はない。まぁ、ここまで来れば「御の字」だ。

 残るスカイラインも各自のペースでフリー走行。初秋のスカイラインを楽しんで走る。やがて龍神村側の料金所に到着。誰1人として事故と白バイに遭遇することなく、スカイライン全区間を走りきった。

○丹生川温泉

 龍神村側の料金所で集合。R371に入り3台連れ添って日高川沿いに南下して行く。やはり車の通行量は少ない。その分少しハイペースで走行してしまうが、2人ともちゃんとついて来てくれた。

 11:20頃に道の駅『龍神』に到着する。少し早いのだが、ここで昼飯を食べることにした。道の駅も観光客の姿は少ない。平日並みだった。去年11月のオフ会の時もここで昼飯を食べたが、祝日ということもあってあの時は大混雑だった。 食堂のテラスに行き日高川の清流を眺めながら昼飯を食べる。私はツーリング先での定番メニューである「ラーメン+おにぎり」(ご飯がないのでおにぎり)で、かざねさんとK2は「鮎焼き定食」だった。

 12:00過ぎに道の駅を出発する。今回はかなり早いペースで走っている。R371を南に向かい、龍神村西地区で給油。天気は晴れ時々曇り。このまま雨が降らずに保つかも知れない。

 r735(県道龍神十津川線)に入って東へ向かう。いくつもの集落を繋ぎながら狭路のローカル県道を進んで行く。龍神村殿原地区の集落に差しかかると、なぜか路駐車が溢れかえっていた。すぐ近くにある小学校で運動会が開催されていたのだ。ちょうど昼休みの時間なのか競技は開かれていなかったが、地元の人達がみんな集まって来ているようだ。帰りにも前を走ったのだが、近所の人達も参加する競技が開催され皆声援を送っており、まるで『祭り』のような催しになっていた。都会の学校とはひと味違った『運動会』に見えた。

 道はやがて未整備の1車線の狭路となる。ここで2人を先行させてネタ集めの撮影を始めてしまう。そんなことをしていたために、温泉に着く直前の狭路で木材を積んだトラックとはち合わせ。道幅は1車線幅で、道幅と同じぐらいの車幅のある相手のトラックは2台もいた・・・ 負けました。道幅の広い所まで引き返して道を譲ったので、10分ほど時間をロスしてしまう。かざねさんとK2は温泉入口で待っていてくれた。トラックとは入口に着いたときにすれ違ったという。お待たせ致しました。m(_ _)m 

 県道から1車線幅の急勾配の坂道を下り、13時前に丹生川温泉に到着した。丹生川温泉は廃校となった丹生川小学校跡地に建てられた温泉。元校舎の一部はバンガロー村管理棟となり、運動場の一角には炊事場も設けられていた。運動場には砂利が敷き詰めれて駐車場になっていた。

 元運動場を見下ろす小高い丘の上に温泉本館があった。最近出来た温泉なので木造の建物は大変新しい。内湯の他露天風呂もあってのんびりと出来る温泉だ。日曜日の昼という事で、最初は人が多かったが、しばらく居ると1人また1人と出て行き、気がつけば我ら3人だけとなって

いた。岩風呂の露天風呂の中で、サイトの話や色々な話で盛り上がり、逆上せる直前まで浸かっていた。ツーリングオフ会が温泉オフ会に変わってしまっていた。(^^;)

 温泉巡りだけをする温泉オフ会というのも是非開催してみたい。バイクで走れない冬場に有名温泉地に行き、ひたすら温泉に入りまくる・・・ ふとそんなことも考えてしまう。

○予定変更。帰阪の途へ

 丹生川温泉の露天風呂に入りながら空模様を観察してみる。午前中は快晴だった空はすでに薄い雲に覆われている。しかも南東の方角から次々に雨雲が移動して来ている。紀伊半島の南を低気圧が通過するので、そちらから流れてきた雨雲だろう。

よくよく見ると濃い灰色をした雨雲なのだ。すでに東の方には厚い雲がたれ込み始めていた。雨が降っているか、ぼちぼち降り始めるかも知れないと思い、走行ルートを変更することにした。幸い400cc以上のバイクばかりなので、このまま引き返してR425〜R424で海南に出て、阪和道で一気に大阪に帰ることにした。予定していたルートを走れなかったのは残念だが、雨の中、山中の狭路を走る危険は避けたいので仕方がない。r735はまた機会を作って走りに来よう。

 丹生川温泉を14時過ぎに出発。r735を引き返してR425に出る。紀伊半島横断国道のR425も、龍神村内は整備が進み走りやすい2車線国道となっている。R424も同様。こちらはかなり改良・整備が進みほとんどが2車線道となっている。車も少なく快適に走ることが出来、70k/h前後のペースで走ることが出来た。

 15時過ぎには和歌山県美山村の道の駅『しらまの里』に到着。ここまでかなりハイペースで走行して来ている。道の駅では和歌山のカワサキ車主体のツーリンググループの方々が休憩していた。ジュースを買ってひとまず休憩。爆音を轟かして出発する

ツーリングググループの方々を見送った後我らも出発する。ここからは未整備区間に入るのでペースは落ちる。金屋に出てからはr18(県道海南金屋線)に入り海南へ出る。早くも16時頃に海南東ICから阪和道に入った。

 高速に入ってからは岸和田SAまでフリー走行とした。各自のペースで高速を走行。100〜10

0+αk/hで、三人が互いに抜かれ抜きながら北に向かった。その甲斐あってか(?)、早くも16:30頃には岸和田SAに到着した。(^^;)

 SAでは軽食コーナーで軽く食べながら雑談。40分ほど休憩していた。17:00過ぎにバイクに

戻ると、周囲は暗くなり始めていた。時間が時間なので、ここで解散とする。大阪市内に帰るかざねさんとK2を見送った後、17

:30頃に私も出発。料金所を過ぎて岸和田和泉ICに着く頃からついに小雨が降り出した。自宅が近いので雨具はつけずにそのまま走る。17:45頃に自宅に到着。その数分後、雨は本降りとなりかなり強く降り出した。間一髪だった。丹生川温泉で引き返したのは正解だったのだ。

 この日の晩、かざねさんから『最後に雨に降られました無事に帰宅』との書き込みがあった。K2からも『阪神高速で雨に降られた』とのメールがあった。2人とも無事に帰宅したこと分かり一安心。最後は雨に降られたようで・・・ SAでもう少し早く解散していたら降る前に帰れたかも知れませんね・・・(^^;)

 ルート変更というアクシデントがありましたが、まぁ予定していた80%ぐらいは達成できました。走行ペースはかなり良く、予定していたよりも早く行動できたのも幸いしました。参加者が3人で楽に行動できたこともあるのでしょうけど。(^^;)

 とにもかくにも第4回ツーリングオフ会は無事に終了。次回は予定通りのコースを走りたいものです。参加されたお二方、お疲れ様でした。m(_ _)m

【第4回ツーリングオフ会レポート終わり】

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