紀伊半島はもう冬?
10分ほど休憩した後に出発。r53経由で野迫川村に向かう。天狗木峠から奈良県野迫川村に入ると道は2車線道となる。急勾配で急カーブが連続するワインディングロードが続く。日陰に入った部分の路面はまだ濡れていてなにやら白い氷のようなモノが広がっていた。霜が降りて凍結したのがまだ残っているのだろうか?
r733に入り野迫川村の中心地へ。そこから高野龍神スカイラインへの連絡道に入る。町中を抜けると道は山陰に入っていた。少し先に進むと道路一面が濡れたように見える所に差しかかった。路肩にバイクが2台停まっておりライダーが私らに向かって何やら合図をしている。『何かあったのか?』と思って減速して進み、ライダーの近くまで来た時だった。いきなり後輪が滑った。良く見ると路面が凍結していた。(*o*;) 濡れていると思っていた路面は、実は全面凍結していたのだ。付近は山の陰に入った日陰部分。10時台というのに溶けていないということは、朝方はかなり冷え込んだと見える。紀伊半島はすでに冬になっているのだ。
何も知らずに突っ込んでいたら間違いなく転倒していた。凍結区間を通り抜けるのに精一杯で、知らせてくれたライダーには礼を言う暇がなかった。知らせてくれたライダーさん、ありがとう。
この後、高野龍神スカイラインに入るが、日陰に入った路面は濡れており路肩には雪が残っていた。平野部では小春日和でも標高900mを越える紀伊半島の山中では初冬なのだ。
当初の予定では、高野山からはR371中南経由で箕峠に抜けるつもりでいた。そのルートはR480分岐点から先は、半分以上が山陰を進む区間となる。今日のような日に向かっていたら、間違いなく路面凍結か積雪に出くわして立ち往生していたことだろう。コースを変更して正解だった。 |