>>その(1)

■呉散策

 

本州に戻りR185に入ると、あとはひたすら西に進みます。

本州に入った途端、交通量が急激に増えてペースが落ちます。

 

『とびしま海道』や島々での、ゆっくりとした時間の流れは感じられなくなりました。

 

ダラダラと交通量の多いR185を淡々と進み、休山トンネルを過ぎると呉市街に入ります。

 

 

 

 

呉市街にあるローソンで小休憩。

原付なのでどこにでも停められます。(・∀・)b

 

そして出発。

R487に入り、呉地方総監部前を通り過ぎで向かった先は・・・

 

 

 

 

『歴史の見える丘』

ここからは造船所を見下ろせることができます。

 

ドッグでは船が一隻建造中ですが、すでに次の船の準備も行われていました。

昨年見た大型船は進水したようで、沖に出て最後の仕上げの最中のようでした。

 

活気があるように見えますが、これらの船は3年ほど前の受注。

今は受注がないとかで、やがて造船する船が無くなる可能性があるとか・・・

ヤバイなぁ〜。

 

ひしひしと迫りうる不況の足跡を感じながら出発します。

 

■音戸渡船

 

R487に戻り音戸大橋方面に移動します。

途中のGSで給油。

 

そして向かった先は・・・

 

 

 

 

音戸渡船乗り場(本州側)

 

昨年も乗船しようと思い訪れながら、揺れがすごいことから乗船を見送った渡船です。

 

「今年こそは乗船するぞ!」と意気こんでやってきました。(`・ω・´)

 

音戸渡船は日本一短い海上定期航路。その距離約120m。

音戸瀬戸と呼ばれる海峡を3分ほどで横断しています。

 

本州側乗り場に来たのは駐車スペースがあるため。

倉橋島側乗り場は道路に面しているので駐車スペースはありませんです。

 

 

 

 

渡船は浮き桟橋に接岸します

浮き桟橋なので、沖を船が航行すると大きく揺れます。

大阪の渡船と同じです。

 

しかし、違う点が一つだけあります。

音戸渡船は原付バイク乗船可能なのです。

 

 

 

 

対岸の倉橋島から渡船「かもめ」丸がやって来ました。

昭和27年(1952年)7月に進水した、総重量4.7tの木造船です。

今年(2010年)で就役してから58年です。

 

大きさ的には大阪渡船とほぼ同じ大きさですが、こちらは原付バイクも乗船できるのです。

 

しかし、昨年訪れた時、ちょうど船が通り抜け、その波で浮き桟橋が激しく上下。

その光景を見た我々は「桟橋を原付押して歩けない」と強くインプットされてしまい、

今年は人だけ乗船して往復することにしました。

なんせヘタれな人間なんで・・・。(;´Д`)

 

 

マクド君とひろみちゃんは待っているとのことで、

あめふらし@世話役とひすさんの二人が乗船することにします。

 

で、しょっち〜さんはと言うと・・・

 

 

 

 

「ドリームに乗って乗船するで〜」

 

まじですかーーー!! Σ (゚Д゚;)

 

 

 

 

渡船に乗船するしょっち〜さん&ドリーム。

 

ご覧の通り、浮き桟橋と渡船の間には何もありません。

船長がロープを持っているだけなので、船が動くと隙間が開いたり、上下して段差が生じます。

 

波が無いときでこの状態ですから、船が通過した後の波を受けると大きく揺れ、

より大きな隙間が生じることになります。

 

タイヤ径の大きなバイクなら大丈夫でしょうが、

KSRUのタイヤ径ではかなり不安です。

 

 

 

 

ほんまに載った。

 

二人を残して渡船は出発します。

 

船長の話によると、以前、1300ccの大型バイクを載せたことがあるとのこと。

しかしどういう風に乗船したのか分からないのですが、

船上で方向転換が出来なくなってしまい、大変な状況に陥ってしまったため、

それ以来は原付バイクのみとしたそうです。

 

強者がいたんですね。

 

しょっち〜さんも凄いです。”神”認定。

 

 

 

 

倉橋島側の渡船乗り場。

こちらも浮き桟橋です。

 

普段は音戸大橋を渡れない歩行者と自転車が利用します。

倉橋島にある高校生の利用が多いようです。

 

 

 

 

しょっち〜さんは音戸大橋を渡って本州側乗り場に移動しました。

ひすさんとあめふらし@世話役は、乗船証明書を購入して再び渡船で戻ります。

 

渡船出発前にフェリーが通過して行きましたが、その後の波で渡船は大揺れ。

しょっち〜さんは、良いときに乗船したようです。

 

今回の件から、音戸渡船に原付バイクを載せて渡るには・・・

 

@タイヤ径の大きいバイクであること。

A波のない穏やかな時を狙う。

B高校生の登下校時を外す。

C雨の降っていない時に乗船する。

D限りなく荷物を減らして軽くする。

 

この条件が必要でしょうね。特にAは絶対です。

 

ヘタすれば音戸瀬戸の底に沈んでしまう可能性があります。

ま、水深5mほどなので、サルベージ可能でしょうが、莫大な費用がかかるかと・・・。

 

本州側乗り場に戻ったあとは、しょっち〜さんを囲んで記念撮影したのは言うまでもありません。(・∀・)

 

■続・呉散策

 

音戸渡船乗り場を出発。

工場街を抜けて向かった先は・・・

 

 

 

 

からすこじまの潜水艦桟橋。

 

潜水艦を間近で見ることが出来る日本で唯一の場所。

テロリストや工作員にとっては、簡単に艦船を攻撃できる場所でもあります。

 

この日は潜水艦3隻が停泊中。たぶん『おやしお』型です。

右に見えるのは退役した掃海艇。

一番奥に見える護衛艦は練習艦『あさぎり』と『やまぎり』です。

他に『そうりゅう』型潜水艦もいたように思います。

 

 

 

 

ミリタリネタはさておいて、

ここに来たのですから艦艇をバックにして記念撮影。(・∀・)

 

原付バイクで呉まで来るとは思いもしませんでした。

 

 

からすこじまを後にして、いよいよ呉中央桟橋に向かいます。

松山に戻るためです。

 

でも、その前に寄り道。

 

 

 

 

呉に来たならば、ここにも来ないとね。

海上自衛隊呉資料館『てつのくじら館』です。

 

向かいの『大和ミュージアム』ともども火曜日はお休みなのです・・・。(´・ω・`)

なので外から潜水艦『あきしお』を眺めます。

 

周囲もぶらぶらしますが、残念ながら時間が迫ってまいりました。

 

瀬戸内海汽船乗り場に移動します。

移動といっても、『てつのくじら館』からはすぐそこ。

2分ほどで到着です。

 

 

 

 

松山フェリーは17:45発。

まだ時間があるので、ターミナル内で土産物を買ったり、周辺をうろうろして時間を潰します。

 

 

 

 

上からバイクを撮影。

このアングルから見るのも面白いです。

 

 

 

 

17:15発の広島行きフェリーが到着。

これには乗船しません。

 

今回、瀬戸内汽船のフェリーを使って広島入りし、宮島まで行こうとも考えていました。

またの機会に・・・。

 

 

 

 

江田島の向こうに太陽は沈み、やがて日没を迎えます。

 

長いようで短い一日でした。

 

さぁ、大阪に戻りましょう。

 

■松山へ

 

松山行きのフェリーが到着する直前に、ひすあきさんの知り合いというNさんが到着。

呉在住とのことで、地元で有名なおいしいパン屋さんのメロンパン他を頂きました。

ありがとう。m(_ _)m

 

その方に見送られ呉を出発です。

 

 

 

 

海上自衛隊呉基地の夜景。

停泊している艦艇がライトアップしております。

 

フェリーに乗るとこういう光景を見ることができます。

 

 

 

 

出港してからNさんから頂いたパンを頂きます。

皆、おなかが空いていたのでおいしく頂きます。(゚д゚)ウマー

 

パンについてのレポはこちら

(ひすあきさんのサイトに飛びます。)

 

このあと、客室に入り、2時間近く寝てました。

 

 

松山観光港到着は19:40頃。

再び四国に戻って来ました。

 

大阪行きのフェリー「さんふらわぁ」は22:40発なので、3時間も時間が空きます。

道後温泉まで行こうかとも思いましたが、中途半端になると思いやめました。

 

お腹が減っていたので、観光港近くの食堂に入り夕食。

小さな食堂ですが、大変おいしく頂きました。

去年はねぇ・・・(略

 

 

 

 

フェリー「さんふらわぁ」乗り場はすぐ近く。

食堂を出てから2分ほどで到着。これで四国本島での走行は終わりです。

 

あとはフェリーを待つだけ。

一人だと時間が長く感じられますが、たくさんいるとあっと言う間に時間が過ぎます。

 

いろいろと話題が出てきて話は尽きません。

 

 

 

 

仕事のことなど忘れかけていたその時、マクド君の携帯電話がなりました。

 

職場からの電話。

一足早く現実に引き戻されたマクド君です。

 

 

 

 

22:20頃、大阪南港行きの上りフェリーが到着。

「さんふらわぁ こばると」です。

 

松山寄港便はこの1便だけになってしまいました。

昔は神戸行きもあったんですけどね・・・。

 

松山で下船するトラック・車が下りてくると、トラックが乗船します。

すぐに乗れると思ったのですが、15分近く待たされました。

 

やがて回転灯を回して救急車がやって来ました。

船内で急病人発生のため出動要請があったとのこと。

急病人搬送のため、車輌甲板に乗り込みました。

 

長年フェリーを利用していますが、回転灯を回した救急車が車輌甲板にいる光景は初めて見ました。

 

この出来事で出港が遅れたようです。

 

甲板員が急いでバイクを固定して行きます。

すぐに客室に上がるよう促されました。

 

客室に上がってから風呂に向かいます。

 

さっぱりしてからラウンジに移動。

 

反省会という名の宴会です。ヽ(゚∀゚)ノ

 

 

 

 

夕食を食べた定食屋さんの餃子その他を肴にします。

 

ああだこうだと雑談で盛り上がります。

反省会ではないのかって?

反省会?なにそれ?おいしいの?( ´∀`)

 

やがてフェリーは来島海峡大橋を通過します。

 

しばらくすると酔いも回ってほどよく眠たくなったようで、日付が変わる頃には早くもお開き。

就寝することにしました。

 

おやすみなさい。

 

■帰ってきますた

 

10月20日(水)、朝6時頃に室内照明が点灯して目が覚めました。

 

 

 

 

まだ熟睡中の面々。

マクド君は向かい側の空きスペースで寝ております。

 

 

 

 

フェリーは明石海峡大橋を通過したところ。

この付近には漁船が多く、それらを避けるために右に左に蛇行して進みます。

 

天候は曇りです。

 

到着までまだ時間があったので、部屋に戻って寝転がります。

 

7時を過ぎると他のメンバー達も目が覚めました。

おはようございます。

 

 

 

 

朝からこのテンションです。(・∀・)

元気ですね〜。

 

7:40過ぎ、フェリーは大阪南港コスモフェリーターミナルに到着します。

昨晩の遅れは回復できなかったようです。

 

下船準備をして車輌甲板に下ります。

 

 

 

 

バイクは最後の方なので、バイクを動かして車輌甲板で撮影会。( ´∀`)

 

8時頃に下船となりました。

 

 

 

 

フェリーをバックに記念撮影。

大きなトラブルもなく無事に大阪に帰って来ました。

 

昨晩出発したのに、すごく久しぶりに大阪に帰って来たような感じがします。

 

でもまだ終わりではありません。

最後まで気を付けて走りましょう。

 

 

 

 

原付バイクでコスモターミナルから大阪市内へは大きく迂回する必要があります。

咲洲トンネルが原付では通行できないもので・・・。

 

なので神戸に帰るマクド君も一緒に南港通りまで走ります。

 

南港通りに入り東へ。

なにわ筋との交差点でマクド君が、R26との交差点でひろみちゃんが別れます。

 

 

 

 

3人になっての帰路の途中、阪堺電車のモ161型166号と遭遇。

昔懐かしい雲塗装車です。

「大阪に帰って来たなぁ〜」と実感しました。

 

この後、しょっち〜さん、ひすあきさんとも別れ、あめふらし@世話役1台の走行となります。

 

自宅マンションには9時少し前に到着。

 

掲示板の書き込みで、皆さん無事に帰宅・職場に着いたことを確認。

これにてツーリング終了です。

 

参加されたみなさま、お疲れまでした〜。

 

また来年もどこかに行けると良いですね。ヽ(゚∀゚)ノシ

 

とびしま海道ツーリング2010レポ【終わり】

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