H21総火演TOP
総火演(前段1)

◆平成21年度富士火器総合演習 前段演習(その2)

■近距離火力(普通科火力/対戦車誘導弾)

 

軽装甲機動車が広場に展開。

 

 

 

 

軽装甲機動車は陸自の普通科連隊に配備されている戦闘車輌。

イラク復興支援のためにサマワにも派遣されています。

 

固有搭載の火器はありませんが、5.56mm機関銃や対戦車誘導弾の射撃が可能となっています。

 

 

 

 

01式対戦車誘導弾の車上射撃。

低弾道射撃とダイブモードの2種類の射撃を実演。

 

ダイブモードでの発射の瞬間を撮影することが出来ました。

 

 

 

 

96式装輪装甲車が広場に登場。

戦場において人員輸送などに従事する装甲車です。

 

 

 

 

搭載している12.7mm重機関銃を撃ちまくる隊員。

12.7mm重機関銃搭載はB型です。

 

手前の隊員は火器の説明・デモのために歩いてきました。

黄色の腕章を付けた隊員は、06式小銃擲弾(てきだん)を89式小銃の銃口に装着しています。

 

 

 

 

広場の奥では、先の2両の援護下で兵員室から隊員が展開。

いろいろと準備中・・・

後に小銃などを射撃しました。

 

 

広場前では3種類の火器について説明。

隊員が射撃格好のデモを行い、各火器を披露しています。

 

後方への爆風があり、観覧席前での発射は危険ということで、広場前で見せるだけでした。

06式小銃擲弾は撮影できませんでした。m(_ _)m

 

▲110mm個人携帯対戦車弾

▲84mm無反動砲

 110mmは使い捨て対戦車弾。もともとはドイツ製でライセンス生産しています。『ドイツの科学力は世界一ぃぃぃ!』というわけではありませんが、ドイツらしく機能的なデザインに見えます。

 84mm無反動砲「カール・グスタフ」は、スウェーデン製の無反動砲をライセンス生産したもの。近距離の対戦車・対装甲車攻撃、コンクリート製陣地、発煙や照明など、多用途性の無反動砲。いくつかの部分から成るが、組み立て・分解はマイナスドライバーかコイン1枚があれば事足りるという優れもの。実に使い勝手が良さそうな火器です。

 06式小銃擲弾(ライフルグレネード)は、64式もしくは89式小銃から発射するための榴弾。平成18年(2006年)度に制式採用されたものですが、詳細はよ〜分かりません。遠すぎで撮影出来なかったので写真はありません・・・。(´・ω・`)

 

 

 

これらの火器は、96式装輪装甲車前に展開した隊員から射撃。

 

黒の台・オレンジの台付近で、もうもうと煙が立ち上がります。

 

この後、隊員は96式に乗り込み撤収しました〜。

 

 

 

 

普通科火力の最後に登場したのは、89式装甲戦闘車。

35mm機関砲をぶっ放しました。

 

後ろの丘には87式自走高射機関砲が待機ちゅう。

 

■近距離火力(対空火力)

 

96式装輪装甲車が展開した頃から、丘の上に待機していた87式自走高射機関砲の出番がやっときました。

 

対空火力なので飛行する標的を撃ってくれたらよかったのですが、

そのような展示はなく、低空飛行の偵察ヘリを想定した地上標的を射撃です。

 

 

 

 

地上標的めがけて35mm砲をぶっぱなす87式。

すごい煙ですわ。

 

87式自走高射機関砲は索敵と追跡レーダーを装備。

目標の発見・捕捉・発射までが自動化されており、しかもリアルタイムで計算されて自動修正するという優れ物。

なので値段もお高く、これ一両で90式2両が買えるそうです・・・。

 

■近距離火力(ヘリ火力)

 

前段も終盤に入りました。

ヘリ火力の紹介です。

 

 

 

 

AH1S

 

陸自の対戦車ヘリコプター。

後継となるはずだったAH64Dが、たったの13機で調達を打ち切られたため、

当分の間は主力対戦車ヘリとして活躍することになりました。

 

 

 

 

2機が登場。

 

 

 

 

まずは20mm機関砲の射撃。

2の台めがけて射撃します。

 

陸自の駐屯地祭で空包射撃を見たことはありますが、射撃時の響き方が違いますね。

実弾射撃の方が重たく感じます。

 

 

 

 

続いてTOW対戦車ミサイルを発射。

ミサイルは標的を・・・ゴニョゴニョ

 

これでAH1Sは撤収。

AH64Dの飛来はなしですた。(´・ω・`)

 

■戦車火力(90式戦車)

 

90式戦車が登場。

やっぱり伊福部マーチが欲しいところ・・・

 

 

 

 

走行しながら、撤鋼弾を2回射撃し、停止直後に対戦車榴弾を射撃するとのアナウンスが流れます。

 

 

 

 

無線も放送され、早朝の点検射を見ているにもかかわらず、やはり射撃の瞬間を逃してしまいました。(^^;)

 

この後、統制のとれた機動を見せて広場前に展開します。

 

 

 

 

広場に展開。射撃。

やっぱ逃します・・・_| ̄|○

 

 

 

 

停止後、対戦車榴弾を射撃。

やっぱ・・・(略  _| ̄|...○

 

 

 

 

射撃を終えて、統制のとれた後退を見せる90式。

急後退しております。

この後、74式と入れ替わるように陣地転換。

 

■戦車火力(74式戦車)

 

右側と左側、両方から74式戦車中隊が登場。

 

 

 

 

砂煙を上げてやって来ます。

 

 

 

 

74式戦車

 

後継となる10式戦車が制式化されたので、あと10年以内に全車両退役するとか。

10式もどのぐらいのペースで配備されるか分からないので、当分は主力戦車として活躍するでしょう。

 

 

 

 

右の丘(稜線)に展開。

撮影していないのですが、観覧線左側の丘にも布陣しています。

 

 

 

 

射撃体勢に入ります。

 

 

 

 

戦車砲発射!

やっぱり瞬間撮影できまへん・・・(´・ω・`)

 

『用意・・・・・て(撃て)ーーーっ!!』という無線が流れているんですけどね・・・

 

この後、74式も陣地転換しました。

 

■空挺降下

 

前段演習もいよいよ最後。

トリを飾るのは第1空挺団による空挺降下。

 

昨年は悪天候で中止となった演目です。

なので空挺団の降下を、@管理人は初めて見ることになります。

 

会場上空にCH47が飛来します。

高度は分かりません。

 

 

 

 

飛び降りました。

CH47の下に映る小さな”大”の字をしたのが空挺隊員。

合計5名ほど降下しました。

 

 

 

 

しばらくするとパラシュートが開き、大きくブラブラしながら降下してきます。

よくもまぁ絡まらないものです。

 

 

 

 

ブラブラしながらでも降下ポイント目指しているわけです。

 

 

 

 

降下(着地)ポイントは来賓席前付近。

一人が着地。

もう一人は慎重に操作しながら降下してゆきます。

 

 

 

 

見事着地!

 

 

 

 

着地後はパラシュートを回収。

 

この後、空挺団員が整列して敬礼。(`・ω・´)>

 

1110時頃、前段演習終了!

 

15分の休憩に入ります。

来賓席前では音楽演奏が行われておりました。

 

総火演(後段1)
H21総火演TOP