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◆掩体壕C |
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集落の北西に位置する掩体壕。高知飛行場の掩体壕群の中では最大の大きさで、 おそらく現存する日本国内の掩体壕では最大級のものでしょう。掩体壕C正面の幅は約40m。小型掩体壕の2倍ほどの長さとなっています。大きさからして中型〜大型機用の掩体壕だと思われます。 高知飛行場に一式陸攻や銀河などの大型機の配置があったのかどうかは分かりませんが、何らかの目的があってこのような大きさの掩体壕が建設したのでしょう。攻撃目標となったはずですが、破壊されずに残ったのは奇跡で す。 |
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外観はとにかく「大きい」の一言に尽きます。遠くから見ると巨大な蒲鉾型の構造物が小山のように水田の中に建っているのが分かります。大きいので周囲からよく見え、掩体壕@やA、Dからでもその姿を確認することができます。 |
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掩体壕内部は資材置き場というかゴミ捨て場のような状態になっています。近づいて正面上の壁を見ると、かなり大きなひび割れが入っており、一部ではコンクリートが表面から剥離して中の鉄筋が見えています。そのためでしょう。掩体壕正面にはコンクリート落下に注意を呼びかける看板が設置されています。 |
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◆掩体壕D |
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県道沿いにある小型機用掩体壕で、掩体壕群の中で一番分かりやすい掩体壕でしょう。この掩体壕も水田の中に建っています。 蔦が絡まり他の掩体壕とは違う雰囲気が漂う掩体壕となっています。内部は農機具置き場となっていました。 周囲の道路に囲まれているので、掩体壕を四方から見ることができます。
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掩体壕Dは農地(私有地)内にあるので無断で立ち入ることはできません。たまたま農家の方がおられたので、許可を得て入らせてもらいました。 あぜ道を少し歩くと掩体壕Dの正面に到着します。蔦がからみついた掩体壕は、築60年近い年月を感じさせてくれます。内部は農機具置き場となっており整理整頓されています。ただ天井を見るとあちこちから漏水やコンクリの剥離が見られ、劣化が進んでいることがわかります。 |
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◆掩体壕E |
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掩体壕Dの西隣にある掩体壕。水田の中にあり内部の状態は不明ですが、道路から見る限りでは農機具置き場となっているようです。盛り土は残っておらず、コンクリ剥き出しのほぼ原型を保った状態で残っていました。 2007年5月に訪れたときは、この水田は田植えをする直前だったので、左のような写真を撮ることができました。
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