計根別第一飛行場掩体壕(その2) |
◆掩体壕2006 2006年(平18年)9月に北海道を訪れたときに計根別第一飛行場にも足を運びました。今年で3回目です。今回は掩体壕 AとBを中心に調べて来ました。 |
訪問日:2006年(平18年)9月18日 |
●掩体壕(その1) |
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掩体壕は野付郡別海町本別地区にあります。川上郡標茶町のR243交差点からr13(道道中標津標茶線)を中標津町市街地方面に7kmほど進んだ 付近一帯です。 r13と町道(?)との交差点の北側。中標津方向に向かって北側(左側)にあるこんもりとした丘のようなモノが掩体壕@。3つ残っている計根別の掩体壕の中で一番分かりやすく近寄りやすい掩体壕です。取り壊されることもなく、去年と同じ姿で残っていました。 |
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天候が曇りだったのと雑草が伸びていたことまり、去年とは別の印象を受けました。 |
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●掩体壕(その2) |
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掩体壕@から離れた位置にある掩体壕AとBです。草原(空き地?)の中にある丘のような雑木林が道路上が見えるのですが、それが掩体壕です。 今回は思い切って歩いて近付いて見ましたが、雑草が膝まで伸びていたために歩きずらく、空き地の中で遭難するかと思うぐらい大変でした。 さて掩体壕Bは正面の一部分だけが見えている状態で、周囲は木々で覆われてしまっています。見たところ、掩体壕表面の盛土は両脇に崩れ落ちたようで、両脇を中心に草木が生い茂っています。掩体壕天井(真上)部分に上ったり、視認していないのではっき |
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りとは分かりませんが、天井部分の盛土は少ないようです。 正面が少しだけ見えていますが、形は掩体壕@とほぼ同じ形となっているようです。草木が生い茂っているので近付くことが出来なかったので、内部がどういう状態かは不明です。撮影したデジカメ画像を調整して明るくしてみると、内部は水の流れた跡が目立ち、ヒビや亀裂があるようです。 後端部は崩れた盛土で埋まってしまったようで、向こう側が見えません。後ろに回り込んでも雑木林だけしか見えませんでした。 |
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●掩体壕(その3) |
掩体壕Aのすぐ隣にあるのが掩体壕B。正面は北側に向いているので、掩体壕Aからだと真横を見ることになります。掩体壕BもA同様草木に覆われてしまっており、遠くからみると雑木林のようにしか見えません。 正面からも見てみたかったのですが、そちらに回り込むだけの体力が残っていなかったので、後方から見るだけで終わらせて道路に戻っています。正面は畑なので回り込むのは難しそうです。 掩体壕Bの盛土も天井部分の土が両脇に落ちてしまったようで、天井部分のコンクリートが露出しています。ただ後方部分には落ちていないようで、辛うじて後端部の開放部分が見えています。後ろからしか見ていませんが、形態は@とAとも同じようです。 9月はまだ草木が生い茂っているので、あまり良くは分かりません。切れ間から確認できるぐらいです。ここは5〜6月頃に訪れるとよく分かるようです。 |
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無蓋掩体壕も残っているそうなのですが、遠くから見ただけでは全く分かりませんでした。近付かないと分からないようです。また滑走路跡などの痕跡も探そうとしましたが、時間的な制約から断念しています。また機会があれば探しに行きます。 |
◆掩体壕2007 2007年(平19年)9月に北海道を訪れたときに計根別第一飛行場にも足を運びました。 これで4年連続となります。ただ今回は訪れたのが夕方であったため、道路上から外観を撮影しただけで終わりました。 3基とも変わらずに残っています。 |
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訪問日:2007年(平19年)9月21日 |
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掩体壕@ 3基ある掩体壕の中で最も見つけやすい掩体壕です。夕方ということもあって、夕陽を浴びており、また違った印象を受けます。
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掩体壕A 道路上から撮影したので、掩体壕右後方からの撮影となります。正面からも撮影していますが、もろに逆光となったので使用していません。 2006年は草むらを歩いて近寄りましたが、遭難(?)しかけたので、今年は 道路上からのみの撮影で終わりました。
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掩体壕B 光の加減でコンクリ厚が分厚く見えて正面のように見えますが、この掩体壕は北を向いており、写真で見ているのは後ろ部分です。 あまりよく分かりませんが、崩れてはいないようです。
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時間的な制約から滑走路跡の調査もできずに撤収しています。m(_ _)m とりあえず、今年も無事に健在だったということで一安心でした。 |
計根別飛行場掩体壕【終わり】 |