平成19年度火曜日MTお泊まりツーリング(1)

○2007年10月15日(月)

◆べかこへGO!

 今年ではや3回目となる、フェリーを使っての0泊2日強行ツーリング。”お泊まりツーリング”と言えば、言えなくもありません。なのでタイトルはそうなっています。(^^;) さてさて、3回目となる今年の目的地は高知。四国オレンジフェリーで四国入り。東予港(西条市)〜高知の四国縦断往復ツーリングです。

 実質泊まりツーリングとなるので仕事の都合上参加できない方が多い中、しょっち〜さん、ひすあきさん、タカさん、稲妻さんの4名が早々に参加表明。m(_ _)m その後はやはり参加表明される方はなく、最終的にはあめふらし@世話役を加えた5名で向かうことになりました。

 出発は10月15日(月)晩。この日、あめふらし@世話役は18時には早々に仕事を切り上げたのですが、掃除やら実家に寄って用事などを済ませてから大阪市内の自宅に戻り、なんやかんやしている間に集合時間の21時を過ぎてしまいました。急いで自宅を出発。すぐ近くにあるローソンへ。すでに皆さんが集まっておられます。Σ(゚Д゚;) 

 駄菓子菓子、@世話役は集合場所であるローソンには止まらずにそのまま通過。ガレージに向かいバニアケースを取り付けて集合場所にやっと到着。約15分の遅刻です。m(_ _)m

 

 

ネタバラしは後ほど・・・。

 ローソン前には、しょっち〜さんとひすあきさんの他、PARQUEさんと悪星さんのお二方の見送り隊が『ごんた』から来て下さいました。去年に引き続きありがとうございます。m(_ _)m 

 参加者が2人おりませんが・・・? 稲妻さんは”大阪べかこ”で合流とのこと。そしてタカさんは・・・・・・すでに東予に到着されておりました。19時頃に『東予到着』とのメールをもらったときは驚きましたよ。近くのビジネスホテルに泊まり、明朝東予フェリーターミナル(FT)にて合流予定です。

 さて10分ほどの雑談の後、PARQUEさんとブロスさんからのお土産を頂き、「見送り隊」のお二人に見送られて21時半にローソンを出発です。事故のないよう、気を付けていってきます。(`・ω・´)シャキーン!

 

 

集合場所にて。悪星さんとPARQUEさん、お見送りありがとう。

◆ドリームでのお見送り?

 南港通りに出て一気に西に向かいます。この時間帯なので交通量はほとんど無く快適に走って行きます。この時期のナイトランは実に気持ち良いです。あっという間に”大阪べかこ”に到着。

 ”大阪べかこ”に到着すると、アプリリアとドリームが止まっていました。 アプリリアは稲妻さんのバイクだと分かりますが、ドリームが誰のバイクなのかは私と稲妻さん以外の方には分かりません。

 

「おや?誰のドリームだろう?」

 

「泉南市ナンバーやん!」

 

まさか

 

ひろみちゃんでした〜〜

 

 

 

 わざわざ見送りに?いえ、違います。ひろみちゃんも今回ツーリングに参加するのです。驚くひすあきさんとしょっち〜さん。実は日曜日に稲妻さんから連絡があったのですよ。私以外には誰にも話していないということだったので、だったらサプライズ参加にしてしまおうと言うことになり秘密にしておりました。これで参加者は6名となりました。

 ひろみちゃんは、娘のいろはちゃんをお母さんに預けての久々のツーリング参加。この日のために愛車ドリームを整備して、1年ぶりに動かしたとのこと。お疲れさま〜。

 べかこFTにて乗船手続き。四国オレンジフェリーの受付はいつの間にやら以前の倍の広さになっていました。会社解散した『大阪高知特急フェリー』のスペースを吸収して拡張したとのこと。去年は狭くて混雑してましたからねぇ〜。

 カウンターの係員の配慮で、当日申込となった稲妻さんとひろみちゃんも同じ部屋にしてもらいました。これで多少騒いでも大丈夫?(^^)\(_ _;)

 乗船手続きを済ませて待機場に移動。フェリーにいろいろと積み込みするトラックの排ガスにまみれて待つこと20分あまり、やっと乗船となりました。さぁ、宴会です。

 

 

待機場にてひろみちゃんのドリームのハンドル位置を調整しておりました。

◆「ごめん」の謎・・・

 荷物を置いてひとまず先にお風呂に行きます。慌ただしい一日の汗を落とします。風呂から出てから展望デッキへ。テーブルを1つ確保してから酒と飲み物、食べ物を広げ、さらにジェンガとポケットゲーム、麻雀セットにトランプを置いてゲーム大会宴会が始まりました。気分は修学旅行〜。ヽ(゚∀゚)ノ

 懐かしいポケットゲームにはまる我々でした。持参して下さった稲妻さん、ありがとう。

 

 

 男4人だけの宴会になるかと思ったら、ひろみちゃんの予想外の参加により、華のある宴会となりました。相変わらずネタが続出。 笑いが絶えることがありません。

 当然のことながら、これから向かう四国の話題もでます。

 

「高知に行ったら、みんなで”ごめん”って言うで」

 

 しょっち〜さんのこの言葉に「なるほど」と即座に理解したのは稲妻さんだけ。ひすさんとひろみちゃんは「?????」

私もわかりません。(^^)\(_ _;) もとい、即理解です。

 しばらく『謎解き時間』。

・ごめん→五面?

・高知の名物?

・”GOMENN”と変換して、並び替えると・・・

 ああだこうだ推理しますが、どれも外れ〜。

 正解というか回答は高知にて。

 

悩まして・・・

 

 

 

 気がつけば明石海峡大橋をくぐり、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、日付の変わった夜中の1時半頃にお開き。

明日(正確には今日)の四国縦断ツーリングに向けて寝ることしました。宴会ですが、今回怒られることなく無事に終わっています。

 さぁ、朝から爆走です。しっかり眠りましょう。

○2007年10月16日(火)

◆7人目の男

 往路のフェリーは乗客も少なく、2等室は空席が目立つ状態。去年よりもゆったりと寝ることができました。朝は5時半頃にアナウンスが流れて起こされます。昨晩、いつもよりハイペースで飲んでいたしょっち〜さんは最後まで寝ておりました。

 6時10分頃にフェリーは東予FTに接岸。車両甲板が開放されたので我々も移動。荷物を積み込みバイクのエンジンをかけて下船します。下船口ではタカさんがお出迎え。下りてくる我々を携帯にて撮影してくれておりました。

 旅客ターミナル前に移動。タカさんのZZR1400の隣にもう一台バイクが。岡山市ナンバーのホンダCBF125。

 

まさか!?

 

はやすぃ〜でした。

 

 

 

 「はやすぃ〜やん!」と昨晩に引き続き驚くひすあきさんとしょっち〜さん。そう、はやすぃ〜もサプライズ参加。現在、仕事で岡山市在住のはやすぃ〜は、夜中に岡山の自宅を出発して宇高国道フェリーで四国入り。高松から地道を延々と走って6時前に東予FTに到着したのでした。タカさんにも知らせていなかったので、タカさんも驚かれたとか。

 でも一番驚いたのは、ひろみちゃんの姿を見たはやすぃ〜。腰が砕けてへたり込んだ姿をしかと見ましたぞ!

◆讃岐饂飩

 6時半頃に東予FTを出発。まずはいつも立ち寄るローソン東予北条店に向かいます。コンビニのローソンなのに讃岐うどんのカウンターがあって、讃岐うどんを食べることができるのです。まずはここで讃岐うどんで腹ごしらえしようというのが毎年のパターンなのです。

 讃岐うどんの店と同じく、基本のかけうどんに各々が好きな物をトッピングして注文するシステム。かけうどんとカレーうどんもあります。各々が注文。朝の通勤時間帯、すぐ近くに工場が建ち並ぶ所にあるコンビニなので、朝の7時前後は忙しくなる時間帯。そんな時間帯に押しかけて一気にうどんの注文をする我々。(^^;) お手数をかけました。

 

 

◆自由走行

 四国とはいえ、この時期の朝は結構冷え込みます。これから山間部を走るのでオーバーパンツをはくなど防寒対策をしてローソンを出発します。R196に出てR11に向かいます。昨年沿道にいた像やダチョウの姿が見えません。どうやら居なくなったようですが、瓦が黒と黄色の虎カラーという”虎の家”は健在でした。

 R11を高松方面に走り、やがてR194交差点に到着。角にファミリーマートのある交差点を右折してR194に入ります。ですが何やら様子が少し違います。朝早いのに子供がちらほらしているし、コンビニの駐車場にゴミが散乱しています。祭りのような雰囲気です。タカさん曰く、昨晩はこの付近(西条市)では祭りで道路が大渋滞だったとか。後で知ったところ、10月14〜17日まで西条市では『西条祭り』が行われているとか。その関係で道路は大渋滞するそうです。これは帰りのルートを考えないと。

 R194は川沿いの快走路。平坦な2車線道をマイペースで走って行きます。やがて路肩の広い場所に到着。ここからお待ちかねのフリー走行。各自、思い思いのペースで自由に走っていただきます。先頭はしょっち〜さん。”あっ”という間に姿が見えなくなりました。はやすぃ〜、ひすさん、私の順に出発。しばらくすると後方から爆音が・・・。タカさんのZZR1400が凄い速度で追い抜いていきました。KSRUではとてもじゃないけど追いつけまへん。この後、黒いZZR1400に煽られるCBX125の姿を目撃しました。去年のリベンジ?(;´∀`)

 

 

 山深い四国山地に入り込んで行くR194。進むにつれて山深い所になって行く様が面白いです。R168もこんな感じです。やがて寒風山トンネルへ。全長5432mの国内最長の一般国道トンネル。70〜80k/hぐらいで走ります。KSRUで走ったのは今回が最初だったりします。ZRX1100の時と違って速度がなかなか伸びないのは仕方ないか・・・。

 トンネルを出ると高知県。出口で後の皆が来るのを待ちます。『バババババ・・・』大音量が響き渡ります。音の主はひすさんのドリラ。よ〜響いてましたわ。 何事もなく皆さん寒風山トンネルを無事通過。全員、無事に高知県に入りました。

給油するはやすぃ〜。今回のツーに参加する

ためにバイクを買ったとか買わないとか。

フリー走行前に、いつもの待避帯にて休憩。

これから快走路を爆走します。(0゜・∀・) wktk

全長約5.4kmの寒風山トンネルを通過して高

知県に入ります。トンネルを出たひろみちゃん。

◆『えんこう』とは・・・

 道の駅『木の香』で最初の休憩。ホットの缶コーヒーで寒い体を温めます。トイレ休憩も含めて30分近くダラダラして過ごします。去年もここでダラダラしていたな。一度止まるとなかなか動き出せないのです。

 8時45分頃に出発。次の『道の駅 633美の里』までフリー走行とします。山間の快走路を快調に飛ばして行きます。出発してほどなくして、前を走っていたひすさんが急停車。少し先で止まりますが、動き出す気配がありません。

 

まさかトラブル? Σ(゚Д゚;)

 

 確かにトラブルでしたが、メーターを固定するボルトが緩くなって脱落しただけでした。タイバンドにて応急修理して出発です。

他の皆さんはとうに先に進んでしまい、私とひすさんが2台連なって走ります。

 本川トンネルを抜けるとダム湖沿いを進み、やがて山中へと進んで行きます。この付近の景色の移り変わりは紀伊半島とよく似ています。R169がこんな感じかな。やがて新大森トンネルへ。トンネルを抜けると急坂・急カーブが連続するワインディング区間になります。いくつもの急カーブをクリアして一気に標高を下げて行きます。『えんこうの水場』にて一度休憩。どうみても怪しい名称なんですけどね。怪しい発想をする方が怪しいか?(;´∀`)

 で、『えんこう』とは”援●交β祭”のことではなく、『河童』のこと。この地方というか四国の一部では『河童』のことを『エンコ』『エンコウ』と呼ぶそうです。すなわちこの場所は『河童の水場』ということなのですな。怪しい場所ではございません。

 ちなみに、この河童像の頭に触れると「パチンコに勝つ」という噂があるそうな。(;´∀`)

◆素堀隧道

 しばらく後に出発。少し先を急ぎます。谷間を進むようになったR194は見通しの良い走りやすい2車線道となります。少しペースを上げて走り始めた直後、左側にあった物に気がつき急停車。どうしても見たくなったので引き返します。

 

何を見つけたか?

 

 

 

 

素掘り隧道 (・∀・)

 

 R194旧道上にある1車線の幅しかない隧道です。距離は短いのですが、岩盤をくりぬいて作っています。「トンネル」というより「隧道」という言葉が当てはまります。見てお分かりの通り、かなり短い隧道です。このくらいの岩盤の厚さなら切り通しにするのですが、どういう訳か隧道として建設されています。すぐ南側に神社があったので、それと何か関係があるのかも知れません。

 ちなみにこの隧道は、日本一短い素掘り隧道ではないかという話が出ています。

◆試乗会

 そんなこんなで寄り道をしていたので、集合場所の道の駅『633美の里』に到着したのは9時20分頃。先に到着した皆さんは待ちくたびれたご様子で、すでにバイク試乗会が始まっておりました。

 寄り道して遅くなって・・・

 

 

 ここからも各自フリー走行。次の集合場所まで各々好きなペースで走行します。青空の下、実に気持ちよくリバーサイドランを楽しみます。吾川郡いの町下八川地区を過ぎると交通量が増え始めました。そりゃもう平日の10時頃ですから当たり前です。

トラックの姿もちらほらと。遅いトラックは安全な場所にて抜いて進みます。

 20分ほどで次の集合場所である道の駅『土佐和紙工芸村』に到着。ここまで来ると暑くなってきたので、防寒服などを脱いで軽装に。寒くもなし暑くもなし、実に快適な気候の秋の土佐路です。

道の駅『633美の里』でCBF125に乗る稲妻さ

ん。

試乗会にて、皆であれこれバイク談義。

CBF125の試乗会となっておりました。

道の駅『土佐和紙工芸村』にて。ドリラに乗るしょっ

ち〜さん。

◆転落注意!

 道の駅から少し戻ります。来る途中で見かけたある橋が気になったのです。道の駅から2kmほど西条方向に戻り、脇道に入ります。道はすぐに坂道となっており坂を下ります。

 

 その路面に書かれていたのが・・・

 

 

 

 

 

転落注意

 

Σ(゚Д゚;)

 

『落石注意』『路肩注意』という警告は見たことがありますが、

『転落注意』というのは初めて見ました。

 

転落を注意しなければならない道路とは一体・・・

 

 

 

 

 

沈下橋

 

沈下橋とは欄干のない橋。

なのでハンドル操作を誤ると川に突っ込むのです。

そのための『転落注意』だったのでした。

 

沈下橋で有名なのは四万十川ですが、

ここ仁淀川を始め、四国のあちこちで見ることができます。

ちなみに日本最古の沈下橋は大分県にあるそうです。

 

 沈下橋は四国だけにある橋ではありません。地域によって呼び名が変わりますが、高知県を始め、徳島県、大分県、宮崎県などに見られます。大和川にもありますね。

 大水や洪水時に、流されてきた流木などが欄干に引っ掛かることで橋が破壊されるのを防ぐために欄干を設けていないとのこと。万が一破壊されたとしても、すぐに建設(再建)でき、また費用も安くつく利点があります。基本的に水面に近く低い位置に架けられることになっています。中には欄干がある橋もありますが、その場合の高さの低い欄干が設置されるとか。ただ転落事故が多いことから、最近は次々と姿を消しているそうです。

◆線路と併走

 沈下橋を後にしてR194を南下。いの町市街にてR33に入ると、あとは高知市街を目指して走ります。ここまで来ると交通量も多くなるので皆で集まって走行します。

 やがて路肩に標準軌道の線路が寄り添ってきました。『土佐電気鉄道』略して『土佐電』、地元では『土電』(とでん)と呼ばれています。線路は土電いの線の線路。末端区間は単線です。しばらくは土電の線路と併走。左側に土電、右側にJR土讃線の線路に挟まれたような状態で進むことになります。

信号待ちの間に記念撮影。向こうに見えるのが土佐電の線路。

 

「中田はじめ電車だ!」ヽ(゚∀゚)ノ

「アンパンマン電車や!!」(^ ^)\(_ _;)

 R33BPを走行中は土電の線路と離れます。しかし鏡川を渡る付近から再び合流。鏡川を渡ると併用軌道となり、R33の真ん中を路面電車が走るようになります。大阪で言えば阪堺線です。大阪のように軌道上を走るバイクや車の姿はありません。それが当たり前の姿ですよ。

◆謎が解けた!

 

 走っていると何台かの路面電車とすれ違ったり追い越したりします。

 

走りながらも、実はある行き先の電車を探しながら走っていました。

 

しょっち〜さんが出した謎かけの正解がそこにあるのです。

 

上町四丁目でその解を見つけました。

 

 

 

写真は上町二丁目〜上町一丁目にて撮影。

 

『ごめん』行き電車。

 

「あ〜、これか!」とはひすさん。

上町2丁目駅を過ぎたところで止まり撮影タイム。

 

 

 

 

線路ギリギリの所まで近寄って撮影する何某さん。

路面電車と車に挟まれるような形になりとても危険。(・A・)イクナイ

 

とても危ないので真似してはいけません。

 

列車の運行を妨げる可能性のある、こういう撮影の仕方はマナー違反ですよ。

 

 

 

この直後、対向車線を白バイが走って来ました。

まるでこのことを予見していたかのような巡り合わせ。

 

ちなみにこの電車の運転手、かなりお怒りの様子でした。

 

運転手さん・・・

 

 

 

m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

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